「数学・物理通信」8巻1号、2号をすでに発行したが、まだ3号を発行しようとしている。もっとも原稿がたりないので、少し発行が遅れるかもしれない。
3月中の発行を目指しているが、4月の上旬になるかもしれない。短いエッセイや論文がたくさん掲載ということになるのかもしれない。それだと目次のページ数が1頁でおさまらなくなるかもしれない。
こういう事態ははじめてであるが、日本語の目次と英語の目次のページを別々にとるということにしなくてはならないかもしれない。
そうすると今までは論文やエッセイのぺージが2頁からはじめていたのが、3頁からはじまるというようになる。いままではそういう事態を避けるために1号分に載せる論文数を制限してきたが、そうはいかない。
ちょっと言葉での説明ではわかってもらえないだろうが、もしか8巻3号で見てもらえるかもしれない。なんでもないことではあるが、実際に「数学・物理通信」を編集しているものでないとわからない苦労があるものである。
私も8巻3号のために都合のいい数学エッセイがないかと自分のファイルの中を探したが、いくつかの書きかけのエッセイがあるのを見つけたが、なかなかそれらを完成させるだけの力がいまないし、また図が必要になるものもあるので、図を描くことができないとエッセイそのものができ上がらない。
ただ自分で書きかけのエッセイがいくつかあることの認識を新たにした。例えばだが、「逆格子ベクトルとは何か」という書きかけのエッセイがあったのを思い出した。本文はほとんどできているが、図がこれも必要であろう。それにちょっとした疑問も残っている。
これはKittelの『固体物理学』(丸善出版)の輪講を電気電子工学科の大学院でやっていたときに、逆格子の概念がどうも難しそうだというので書いたのだから時間的には大分前に書き始めたのエッセイである。インタ―ネットのサイトにも逆格子ベクトルをとりあげたサイトもあるが、どうも誰かえらい人が考えたとか書いてあるので、そういう考えを追い払いたいという気はいまでもしている。