でも学会でも旬な選手や研究者でなければ、冷たいと聞く。今年のストーブリーグで日本人の野球選手が所属が決まらないと聞く。イチロ―選手くらい有名な選手でもなかなか所属先を見つけにくいという。
実際にはどこかに落ち着くとしてもなかなか厳しい。それでアメリカの選手生活に見切りをつけて日本に帰ってくる選手も出て来ている。それとは別に巨人の選手だった村田修一さんが地方のリーグに所属するともインターネットで報じられている。もっともどこかのチームが選手が故障とかでもあると補強のために急遽スカウトされるのかもしれない。
とても華やかな野球選手でさえもそういう憂き目にあうということである。これは昔のアメリカ野球のホームラン王であった、べーブ・ル―スなどでも例外ではなかったらしいから、アメリカは厳しいところである。
アメリカでは政権が民主党から共和党に代わるとか逆に共和党から民主党に代わるとまた多くの政権幹部が入れ代わるという。そういう政権交代ごとの政権幹部の交代は数千人におよぶともいう。少なくとも政権によって交代する主要幹部は2~300人はいるとも聞く。そして政権幹部から元の大学や会社に帰る人も多いらしいからそういうものだと慣れてしまえば、なんてこともないのかもしれない。
日本では小泉政権の幹部として大臣になりながら、また大学へと帰った有名人では竹中平蔵さんがいる。彼はとても頭のきれる人だと聞いている。それだから彼が小泉政権に起用される前に勤めていた、慶応義塾大学の教授に戻れたのは不思議ではないのかもしれない。だが、日本ではそういうことは普通ではなく例外的な存在なのではないかと思われる。
(2018.3.7付記) イチローが古巣のシアトルのマリナーズに戻るというニュースがこのブログを書いた後に入った。現在44歳のイチローは50歳まで現役でやりたいという希望をもっている。彼の才能が今年もフルに発揮できることを願っている。