物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

『複素関数論の基礎』のおかげ

2018-03-05 12:33:31 | 数学

『複素関数論の基礎』(裳華房)のおかげで少しづつ複素解析がわかってきた。まだ自分の力にはなっていないが、すくなくとも何が何だかわからないというところからは抜け出したと思う。

そういう意味ではこの本の示したところは大きい。もちろん、この本だけでなんでも複素解析について解決とはいかない。だが、私のもっていた混迷からは抜けることができた。アマゾンコムでのこの書の書評での大部分が大いに評価していたのだから当然だともいえるが、演習問題の解答まで含めても200頁もないのだから、その気になれば読むことができるであろう。

複素解析は数学を学ぶ人たちにはまとまっており、あまり難しくないものと思われているらしい。それはそれとしてある意味では正しいのだろう。だが、あまり真剣に複素解析を学んだことがなかったし、私のわかるような本はほとんどなかった。

そういえば、昔好んで読んだソーヤーの数学啓蒙書『数学へのプレリュード』(みすず書房)の中で高等学校で数学のよくできる人は大学に入る前に複素解析を学んでおくべきだと強くすすめられていたのを思い出す。そして、同じような高校での他校出身の数学の秀才がすでに複素解析を知っているのを知って驚くかもしれないからとあった。

いま『複素関数論の基礎』のp.144まで読み進んできた。この書の本文は170pであるから、多分、本文をまもなく読み終えることができるであろう。

本を読み切ることができるようにこの本が書かれているということであろう。こういう書が出てくるということは大学の数学教育はかなり遅れていると思っていたが、やはり時代とともに教え方が進んでいることを示している。


サイバーセキュリティ

2018-03-05 11:59:17 | 日記

私はSNSとかをしないのは言い訳になるが、自分個人のプライバシーを誰かに示したくないためである。

それでも十年以上ブログを書いているので、私のプライバシーは調べようとすればある程度分かることである。それでも意図せずに知らず知らずに家族のプライバシーを書いているかもしれないと恐れている。そういうことはできるだけしないように気をつけてはいるのだが。

ブログを長年書くことは特に写真とかをつけるのではないので、自己の内面を知らず知らずに述べてしまうことでもある。誰かを非難するようなことはあまり書かないようしなければならない。家族に関しては私は幸せで不満とかがない。

それでまったくの家族以外のことでの不満とかになるのだが、政治的な問題とか生活の不安ぐらいを別にすれば、不満はない。生活の不安とはいってもこれはあまり大きな不安ではなく、ぼんやりとしたものであるので、大した問題ではない。

サイバーセキュリティについて書こうとしているのであった。メールとかパソコンのパスワードは設定しているが、昨日の新聞の記事によればほとんど悪意あるハッカーには無力だというのだから、それをどうやって守るのかはこれからのIT業界の利益を生む事業となるのかもしれない。ランダムのパスワードを発行する機能を売り込んでいる会社もある。それも2重にパスワードを管理するソフトを設定すべきだともいう。

いまのところ私のところもパスワードがあってもないに等しいかもしれないけれども。とくにIot(もののインターネット)が狙われやすいと新聞の記事には書いてあった。


土曜日にも日曜日にも

2018-03-05 11:47:30 | 日記

ブログを書かなかったのにアクセスがあまり減らなかった。おかしなことがあるものだ。

土曜日には普通仕事場に来てブログを書くのだが、3月3日には晩翠壮という松山市内の施設でフランス歌曲のコンサートを聞きに行った。1部と2部との構成になっていたが、1部では私にはフランス語の歌詞は一言も聞き取れず、落ち込んだ。

2部ではすこしは聞き取れるフランス語の単語も出てきたが、なかなか歌の歌詞を聞き取ることは難しい。何十年とフランス語のNHKの放送をラジオとテレビで見たり聞いたりしているのに。

Oさんがボードレールの「旅へのいざない」を歌ったときにようやく少し聞き取れたのはこの詩を読んだことがあったからである。「そにどり」とかいう数人でつくったグループのコンサートであるが、主宰する T さんのフランス語の発音が前のコンサートのときにもそう感じたが、やはりいちばんよかった。

もっとも私にフランス歌曲の発音とかを偉そうにいえるほどの資格はない。