物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ロワール河畔の城

2019-03-05 11:15:19 | 日記

NHKのフランス語の初級講座「まいにちフランス語」でいま放送があった、ロワール河畔の城巡りは一つの観光の目玉である。

一番美しいという城はシャンボール城だと言われているが、そのつぎに河の上にある、シュノンソ城も人気である。これは王が、お気に入りの妃のために立てた城だとかということで、夏は河の上にある城だから涼しいかと思われた。

私たちが見学したときはたぶん3月初めだったと思うので、まだ寒かったと思う。パリにはじめて数日滞在した後での、ロワール河畔の城巡りであった。はじめはブロアの城である。これはちょっとした山の上にあったと思う。

シュノンソ―の城に入っていく前庭には羊が放し飼いされていて、それらがまったく観光客が入ってきてもみじろぎもしないので、羊の置物かと思ったものであった。 

大西洋沿岸のナントまで行くつもりであったが、途中で車のタイアがパンクして途中で旅は中断せざるをえなかった。

それからはひたすら雨の中を有料のフランスのアウトバーンをつかって、ドイツのザールランドを目指した。その近くで一夜の宿をとり、翌日はトリアーのポルタ・二グラ(Porta nigrak:黒い門の意)を見学したのち、マインツへと帰った。

 


軌道角運動量

2019-03-05 10:50:28 | 物理学

軌道角運動量とスピン角運動量とについてこの機会にまとめておきたいと考えるようになった。

これは編纂している小川「量子力学講義ノート」の例題として、小川さんが取り上げているのが、軌道角運動量である。

それでしぶしぶ軌道角運量のL=1のマトリックスのx成分を計算しようと数日前からしている。ちょこちょこっと紙片に計算してお茶を濁そうとしていたのだが、どうも結構、面倒な計算なので、もっと本腰をいれてやらなければ、ならないと考えはじめた。

量子力学のテクストにもあまり角運動量の詳しい計算をしていないものが多い。Gasiorowiczのテクストが詳しいが、他はあまり詳しくはないような気がする。これは単なる計算であるという考え方であるからだろう。

それがいけないということはないのだが、やはりどこかできちんと計算結果だけではなく、計算の手法を示しておくべきだろう。

すくなくとも日本語のテクストでは詳しい計算の手の内を示しているのはすくないのではないかと思っている。岡本良治『スピンと角運動量』(共立出版)が角運動量についての基本的な書となると思うのだが、やはり完ぺきというわけにはいかない。

私も補助的な話をラプラス演算子のエッセイの付録に書いたことがあるが、まだ十分ではなかった。今回きちんと書いておくべきだろうか。