NHKのフランス語の初級講座「まいにちフランス語」でいま放送があった、ロワール河畔の城巡りは一つの観光の目玉である。
一番美しいという城はシャンボール城だと言われているが、そのつぎに河の上にある、シュノンソ城も人気である。これは王が、お気に入りの妃のために立てた城だとかということで、夏は河の上にある城だから涼しいかと思われた。
私たちが見学したときはたぶん3月初めだったと思うので、まだ寒かったと思う。パリにはじめて数日滞在した後での、ロワール河畔の城巡りであった。はじめはブロアの城である。これはちょっとした山の上にあったと思う。
シュノンソ―の城に入っていく前庭には羊が放し飼いされていて、それらがまったく観光客が入ってきてもみじろぎもしないので、羊の置物かと思ったものであった。
大西洋沿岸のナントまで行くつもりであったが、途中で車のタイアがパンクして途中で旅は中断せざるをえなかった。
それからはひたすら雨の中を有料のフランスのアウトバーンをつかって、ドイツのザールランドを目指した。その近くで一夜の宿をとり、翌日はトリアーのポルタ・二グラ(Porta nigrak:黒い門の意)を見学したのち、マインツへと帰った。