先の日曜にみたドキュメンタリーの映画のもう一つである。
黒森神社という神社の神楽を演じる数人のグループに密着した映画である。
神楽は権現さんと言われる獅子か何かの頭の部分を模した、頭をもって踊る二人組とそれに音楽をつける太鼓と笛それに鉦である。
だから、最低限5人のグループであるが、たぶん見習の若手二人も含めて6人で構成されていた。いろいろな機会に神楽の踊りを奉納するらしかった。いろいろな踊りがあった。
人が亡くなった時の慰霊の踊りとか、山の舞と称する新築の家を祝する踊りとかいろいろである。
それを少しの変更もなく、次代に引き継ぎて行きたいという若者頭の方の話しもあった。
この舞台は岩手県だったと思うが、311の回想部分もあり、この東北地方を題材にしたドキュメンタリーならば、あの東日本の大震災、とりわけ、津波の記憶とはかかわりがいくらかある。無関係とはいくまい。
特に結論とかがあるという話ではないが、印象的なドキュメンタリであった。