フランス語を学んでいて、ごっちゃになりそうな言葉にcoursとcourseとである。カタカナで発音を表すとクールとクルスとなる。意味はcoursは講義で、courseは買物である。
講義の方のcoursには語尾にsがあるが、このsは発音しない。一方、買物のほうのcourseは語尾がeだが、その前にsがある。この場合にはeは発音しないが、その前のsは発音する。
faire des courseだと「買物をする」という意味だが、faire des coursならば「講義をする」となる。
フランス人のフランス語の先生のマセさんとフランス語のカタコトで話していたときに、coursの最後のsを発音して、カタカナでいえば、クールと直されたことがある。
マセさんは私が大学の教師だと知っていたので、文脈で買物ではなく、講義だとすぐに分かって修正してくれたのだろう。