例年通り、石手川の岩堰近辺でのお花見に行ってきた。妻と二人でのお花見である。すくなくとも今年で3年目となる。 ここは愛媛の人がつくったという陽光という紅の濃い色の桜が多いところである。これはソメイヨシノよりも早くに咲く。
ここからは石手寺の後ろの山にある、コンクリートの弘法大師の像に遠くからではあるが、手を合わせて今年も無事を祈る。
今日は金曜日でウィーク・デーなのとまだ花見には少し早いというので、人出はそれほど多くはない。
そういえば、3年か4年前にここで出会ったHさんも亡くなってしまった。京都の南座に何回かバスで1月に前進座の歌舞伎やその他のお芝居を見に数回行ったときに、ご一緒になったことのある女性であり、市民劇場の理事か幹事をなさっている方だった。
たいていは妻の知人であるが、こういう人は1,2ではない。「年々再々花相似たり、年々再々人同じからず」である。
いつも言う半ば冗談だが、半ば本気でいつも来年の花見はできるかどうかはわからないと言っている。都合がつかなくて花見ができないときはともかくとして、気持ちがのらない等の理由を述べる人には、妻は知人にこういって一緒に花見にいくことを勧めている。
この覚悟はいつでも必要である。