物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

数学ができないので

2019-03-22 13:45:56 | 数学

「数学ができないので」というと人がほっとするという。

これは私が人とつき合うときに、取っている社交術ではないが、妻がよく人とつきあうときに自分のことを過度に、褒めてくれたりした人にいつもいう社交術である。

彼女はべつに数学ができないからといってインフェリオリティ・コンプレックスなどまったくもっていないが、ときどきそういう言葉を口にする。つまり、つきあってくれそうな人の気持ちを楽にする一つの方法と心得ているらしい。

世の中の人の大部分は学校での数学にいいイメージをもっていないのだから、この戦略はたいてい成功する(注)。

妻ではないが、私の知人に小学校の算数の本を何冊も書いた人がいるが、この人は高校の同窓会であった友人に自分のは「文系の数学」だというと相手もほっとしたような顔をするとか書いていた。

ちなみに言うと、彼はノーベル賞受賞者の中村修二さんの高校の同期生である。そして、このことを知ったのも実は中村氏のノーベル賞受賞が契機となって高校の同期会が盛んにおこなわれるようになったという文脈から出たエッセイであった。

(注)別に数学ぎらいが多くて喜んでいるわけではない。学校が数学ぎらい一人でもつくらないようにと願っている。というか、数学だって必要になれば、いつでも学びなおすくらいの気概をもっているのなら、学校で数学をあまり勉強しなくてもかまわないと思っている。

 


ゲノム編集と遺伝子組み換え

2019-03-22 10:33:35 | 日記

ゲノム編集と遺伝子組み換えとはどう違うのか。妻が今朝スマホで検索をして調べていたが、もう一つよくわからなかったらしい。

この二つが違うものだということは確かであるのだが。妻に自分で調べて雑談会で話したらと言ったが、自分で話すつもりはないらしい。

これは妻がいつもお茶やお菓子を出したりして、サービス係をしているから、自分で調べて話すのはちょっと気が引けるらしい。

もし誰もそれをしないのなら、いつか私自身がその話をしなくてはいけないのかもしれない。話としてはエピジェネティックスの話題もあるので、結構盛りだくさんの話になる可能性がある。

突然に別の話になるが、妻は昨日、椿の木を育てている人から「椿の木を見においで」と誘われて見に双海町まで行った。そして、山に植えてある椿の木を見せてもらったのだが、その種類は数百種にも及ぶということを知った。

それで突然のゲノム編集とか遺伝子組み換えとかに関心が生じたらしい。出雲大社の裏山に黒い椿の花が咲く木があるそうだが、それはもしかその木が枯れるともう他にはそういう椿はこの世にまったく存在しなくなるのだという話を聞いて帰った。

そして、その子孫の木はまったく黒い花をつけない赤い普通の椿なのだという。それで島根までその椿の木を見に行こうかなどと私に言っている。

「黒いチューリップ」とかいう映画か演劇かオペラか何かがあったと記憶するが、黒いチューリップならぬ、黒い椿とはなにかドラマのタイトルにでもなりそうでもある。

この黒い椿は樹齢がなんでも500歳くらいらしくて、いつ枯れてもおかしくはないのだとか。