物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

またもベクトル解析の本を

2019-03-26 17:05:37 | 数学

またもベクトル解析の本を借りてきた。今度は吉本武史『数理ベクトル解析』(学術図書)と矢野、石原『ベクトル解析』(裳華房)、それにSpiegel『ベクトル解析』(オーム社)である。、

いろいろベクトル解析の本を借りてきて読んでいるのはもう一つ書き方が気に入らないからである。しかし、それぞれの本はなかなかよく書けているのはまちがいない。

だが、私の欲求とはまだ一致しない。これは本のほうがわるいのではなく私の方がわるいのかとまで思うくらいである(注)。

日本ではベクトル解析の本を今までに集めたら100冊はいかないかもしれないが、それでも30冊とか40冊とかはあるのではなかろうか。

私自身もその数を数えたことはない。それに解析学の中で多変数の微分とか積分をあつかったところにもベクトル解析の話題である、ストークスの定理とかガウスの定理とかが出ている。

有名な高木貞治の『解析概論』(岩波書店)にもこれらの話題は出ている。

(注)上に挙げた3つの本ともアマゾンの書評ではかなりいい評価をもらっている書である。


-eanと-ian

2019-03-26 10:49:49 | 日記

-eanと-ianとについて、「数学・物理通信」に投稿をいただいた。それによると固有名詞等に-eanがついているのはEuclideanくらいしか知らないということだった。

それで早速、英和辞書を引いてみたら、人名ではないが、Europeanがあることがわかった。これはもちろんヨーロッパ人を意味する。それでも-ianのほうが多いのかもしれない。

-eanも-ianも「・・・の、・・・の属する、に由来する」の意の固有形容詞・固有名詞の語尾だとあった。

他にも-ianにはいろいろな意味がある。-ianのついた語の例として辞書にあったのは、Bostonian, Shakesperian, Christian, Johnsonian, Parisianなどであった。

(付記)上に書いたのは岩波の英和辞典を引いて書いたのだが、大修館の英和辞典では-ianは-anの異形だと書かれている。それで-anのところを引いてみたら、「・・・の土地の(人)」「・・・に所属する(人)」等とあった。例としてはItalian, republican, Hegelian, mammalian等がある。

ちなみにこの辞書には-eanの方は説明がなかった。


関数を表す基底

2019-03-26 10:31:16 | 数学

関数を表す基底として三角関数を採用すれば、フーリエ級数になり、x^{n}, n=0,1,2,・・・であれば、これはマクローリン展開だとか、こういう感じでLegendre関数とかHermite関数とかはたまたLaguerre関数などの直交関数系をつかう。

これは三次元ベクトルの直交基底 i, j, kとかe_{x}, e_{y}, e_{z}とかとこれらの関数系を同じように考えられるようになったのはいつだったか。これは歴史的な意味ではなく、もちろん私個人の履歴のなかでの話である。

電磁気学の講義でそういう話を大学時代に聞いた気もするがあまり定かではない。それは多分に無限次のベクトル空間である、Hilbert空間の直観的な説明だったのであろう。

だが、そういうことはやはり人から講義とかで聞いても自分の体には定着しない感じがする。自分でなにか感じることがないとダメなような気がする。