またもベクトル解析の本を借りてきた。今度は吉本武史『数理ベクトル解析』(学術図書)と矢野、石原『ベクトル解析』(裳華房)、それにSpiegel『ベクトル解析』(オーム社)である。、
いろいろベクトル解析の本を借りてきて読んでいるのはもう一つ書き方が気に入らないからである。しかし、それぞれの本はなかなかよく書けているのはまちがいない。
だが、私の欲求とはまだ一致しない。これは本のほうがわるいのではなく私の方がわるいのかとまで思うくらいである(注)。
日本ではベクトル解析の本を今までに集めたら100冊はいかないかもしれないが、それでも30冊とか40冊とかはあるのではなかろうか。
私自身もその数を数えたことはない。それに解析学の中で多変数の微分とか積分をあつかったところにもベクトル解析の話題である、ストークスの定理とかガウスの定理とかが出ている。
有名な高木貞治の『解析概論』(岩波書店)にもこれらの話題は出ている。
(注)上に挙げた3つの本ともアマゾンの書評ではかなりいい評価をもらっている書である。