音で聞いたら、ああ時刻のことだなと分かったと思うが、ドイツ語の簡単なパズルを文字で見たので、なんだかわかるのにしばらく時間がかかった(注1)。
それも最後のhalb vierのvierはパズルで空所になっていて、vierを入れると正解である。drei, Viertel nach drei,のところをどうしたものかdrei Viertel nach drei(3時45分)とまちがって解釈をしたためにhalb vierをなかなか推測できなかった(注2)。
どうも答えはvierらしいと見当はつけたのだが、どうしてそれが正しいのかわからなかった。しかし、これがViertel vor drei, drei,Viertel nach drei,ならこれはhalb vier以外にはない。
なぜなら、3時15分前、3時、3時15分なら、つぎは3時半(halb vier)しかない。
私もよく間違ったのだが、3時半には dreiはまったく入らない。halb vierとは4時に向かって30分という意味であるから、これは3時半のことである。
もう何十年も前のことだが、halb zweiを2時半だと言ったら、側にいた日本語のわかるドイツ人に1時半だと訂正されたことがある。これはあるドイツ人と会うことになっていて、その時刻のことであった。
(注1) これはNHKのラジオの「まいにちドイツ語」のテクストにあったクイズである。
(注2) drei Viertel nach drei(3時45分)といういい方は普通はしない。なぜなら、これはViertel vor vier(4時15分前)というのが普通だからである。