「遠山啓博士の著作目録」の改訂を本格的に取り組み始めた。
これは数学教育史・数学史が専門の U 先生のご協力を得ることができるようになったことが大きい。
だいたい、数学の検定教科書はなかなか図書館でもその書誌情報は手に入りにくいが、U先生は数学教育が専門だけにこの点の情報が各段に私などとちがう。
この分野の情報はそれでもまだ十分ではないが、いずれ U 先生によってすべて調べつくされるであろう。
私はもう一度自分の蔵書の中にある、遠山啓の著作物を再点検し始めた。大きなミスはないが、ページ数の判断とか著者名とかで修正をしたほうがよいところを見つけはじめている。
こういう作業を自宅でもしようと昨日の日曜日に自分の本箱の一つの一部を昨日整理し直した。
それにあわせて、もう倉庫化して使えなくなっていた机の上を片付けた。この作業はできないと思っていたが、なにかのクイズで当たったギュンター・グラスの大きくて分厚い本のほこりをはたいて、本箱に納めたら、急に机の上が片付きそうになって来たのに、力を得て、その30分後には机の上がきれいに片付いた。
このことで私は幸せな気持ちになった。それで夕食後に本当に何年かぶりに自分の机で「遠山啓博士の著作目録」の改訂の作業を自宅でもはじめることができるようになった。