物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

「遠山啓博士の著作目録」の改訂2

2022-05-02 12:13:55 | 数学
「遠山啓博士の著作目録」の改訂を本格的に取り組み始めた。

これは数学教育史・数学史が専門の U 先生のご協力を得ることができるようになったことが大きい。

だいたい、数学の検定教科書はなかなか図書館でもその書誌情報は手に入りにくいが、U先生は数学教育が専門だけにこの点の情報が各段に私などとちがう。

この分野の情報はそれでもまだ十分ではないが、いずれ U 先生によってすべて調べつくされるであろう。

私はもう一度自分の蔵書の中にある、遠山啓の著作物を再点検し始めた。大きなミスはないが、ページ数の判断とか著者名とかで修正をしたほうがよいところを見つけはじめている。

こういう作業を自宅でもしようと昨日の日曜日に自分の本箱の一つの一部を昨日整理し直した。

それにあわせて、もう倉庫化して使えなくなっていた机の上を片付けた。この作業はできないと思っていたが、なにかのクイズで当たったギュンター・グラスの大きくて分厚い本のほこりをはたいて、本箱に納めたら、急に机の上が片付きそうになって来たのに、力を得て、その30分後には机の上がきれいに片付いた。

このことで私は幸せな気持ちになった。それで夕食後に本当に何年かぶりに自分の机で「遠山啓博士の著作目録」の改訂の作業を自宅でもはじめることができるようになった。

早くも5月になった

2022-05-02 11:29:22 | 物理学
早くも5月になった。

ドイツの歌曲にもIm wunderschoen Monat Mai(素晴らしき5月に)とあるが、その通りである。

ドイツは日本の北海道と同じくらいの気候である。だから春の来るのは5月とおそい。しかし、5月には木々は緑になり、また多くの花が一斉に花開く。

これは北海道でもそうであろうか。そうは言ってもすでに三月の終わりころには木の芽がまだ小さいながらも膨らんで来ている。

私がドイツのマインツに住み始めたのは3月の終わりころだった。駅前の木々がまるで枯れ木のようだった。この木は枯れてしまったのかしらと思っていたら、4月になって、木々の芽が膨らんで来て、5月には青々した葉を茂らせた。

ドイツのフライブルクに向けてドイツ語研修のために出発したのは2月の終わりであった。後で知ったことであるが、私がドイツのフランクフルトに到着した、その日にドイツが生んだすばらしい物理学者であった、Heisenbergが亡くなった日でもあった。

そのことはそのときにはまだ知らなかったのだが、その研修中にFreiburgで催された、フンボルト奨学生の大会に招待されて、そのときにどこの国だったかの学生の一人がもうHeisenbergに学ぶことができないのは残念だという話を奨学生の一人としてされたので、初めて知った。

後で、ゲーテ・インティトゥートの私たちのクラスの先生に聞いたら、その通りであった。。

もっとも、そのことを聞いたのは予定された2か月のドイツ語研修が終わった後のことであり、このときそれらの先生方と町のどこかのビアホールに出かけたときのことであった。