なかなか本筋に入れない。
線形代数の公理とかそのほかの一連の知識というか定理とかをきちんと理解してそれを『四元数の発見』(海鳴社)に反映をすることをしなければいけないのだが、脇道に外れてばかりいる。
なかなか難しいことは事実なのだが、そもそも線形代数のテクストでそのことを書いたところを読む気が起きないのである。ベクトル空間の公理そのものはどうしてこういう風になったかの理解はできたつもりである。たいしたことではないが、私の判断したようなことを書いてあるテクストを見たことがない。
公理といえども、こういう理由があってこういう風に設定されたのではないかという推測があってもしかるべきだ。事実を事実としてだけ述べるのではこれからのテクストとしては不十分であろう。