問題は依然として解けないが、むしろ解けない方が楽しい。いろいろのアイディアを出すことができるからである。
一つの考えはピタゴラス数と関係しているのではないかというアイディアである。もう一つのアイディアは積の数 q を答えの数の一つ x の関数と考えるというアイディアである。
少なくともこの二つのアイディアとも解とは無関係かもしれないが、それでもいいのである。いくつものアイディアを持てることが楽しいと思う。
求める数をxとyとしたので、x+y=p, xy=qがわかっているとしたとき、y=p-xとして一つの未知数とした2次方程式はx^{2}-px+q=0である。これをq=px-x^{2}とすれば、qは正の数だからxは 0< x <pとなる。これはまったく常に成り立つので条件にはならないのだが、実はxの候補はx=1からx=13と決まっているので、一つずつ調べていくことができる。
こういう昨日今日考えたことと、問題を解き始めたころに考えたxy=qが成り立つ場合の一意性とかx+y=pの一意性とかがある。和の方の一意性はあまり大きな制限にはならないが、積の一意性はかなり大きな制限となる。
解けない間が楽しそうとは今までに思ったことがなかった。