少し希望がでたか。
昨日は日曜日なので、自宅の居間で居眠りをして過ごした。その合間に『教養の線形代数』(培風館)の第3章の一部を読んだ。ベクトル空間について書かれた章である。
四元数とベクトル空間との関係を書きたいのだが、その構想が立たないために苦労している。四元数を4元の計量ベクトル空間として見るという観点からの話をきちんと書かなければいけないというのが、『四元数の発見』(海鳴社)の査読者 K さんからの注文であった。
しかし、これはほぼ『四元数の発見』の原稿が出来上がった段階であったので、6章の全体を書き直すことはしないで補注でお茶を濁しておいた。
だが、全体を書き直そうという事態になれば、また新たに考えなければならない。それでいま考えている。
その端緒がつかめない感じだったのだが、すこしつかめそうな感じがして来たという段階である。