数年前から天候が変だ。というのは晴れた日があまりないということである。
夏でも入道雲がにょきにょきとたちあがっている景色などほとんど見かけなくなった。これは昨年も今年もである。
月に一度くらいは晴れ渡った日もないではないが、そういう日はほとんどない。毎日雲に覆われた日々である。これはおかしいのではないかいう人がいないのも気になる。
ヨーロッパの冬は厳しくて太陽が出てくることがあまりないが、それに似たような感じである。ドイツ人は冬の曇りばかりの天候のせいで気持ちが暗くなり、春のファスナハット(カーニバル)のときのドンチャン騒ぎでようやくうっ憤を晴らして元気を取り戻すとかいわれているのだが、それと同じようなことが日本でも起きているのではないかと心配である。
私の住んでいる地方は瀬戸内海沿岸であり、日本では雨が比較的少ない地方とされている。それでもこのように曇りばかりの天候だということは日本全体ではもっとひどいことになっているのではあるまいか。だが、それを指摘したマスコミを知らない。