3ヵ月に一度の割合で発行されるはずだった「研究と実践」(愛数協)がこのところ滞っている。それで私の投稿した数学関係の原稿が何通も編集者のデスクで眠っている。あるものはもう一年以上も眠っている。
一つの原因は私の原稿のレベルが小学校のレベルとはとてもかけ離れているからである。とはいっても世間の数学のアマチュアレベルでそれもあまり難しいことは扱っていない。高々数学専攻でない理工系の人が日ごろの計算で使うくらいの程度でしかない。
私の原稿が編集者のデスクに眠っている理由は小学校や中学校の先生方の研究や実践の原稿がないと「研究と実践」を発行しないという編集者のS先生の編集方針のためである。この方針に特に反対なわけではないが、かなりたまった原稿の発表時期が遅れてしまうので、私的な発表誌をつくろうかと考えている。
印刷費とかその雑誌(というほどのものでない)の送料の費用がかかるが、それは全部自費でまかなえばよい。それに部数は少部数で興味とか関心をもってくれそうな知り合いの人にだけ送るのだから、はじめは10部以下でもいいだろう。印刷は自分のパソコンで印刷すればいい。午後にN先生にこの計画を話して寄稿をしてくれるかを聞いてみよう。
(2014.10.14付記) この新しい発表誌は新関さんと私が発行している、『数学・物理通信』となっている。これはサーキュラーであり、メールで無料配布される。ただし、私がメールアドレスを知っている人に限られる。
もっとも、いまではインターネットで検索すれば、名古屋大学の谷村先生のホームページにリンクされてある。だから、購読しなくてもいつでもバックナンバーを読むことができる。谷村先生ご尽力ありがとうございます。
彼が外国出張中でもなければ、サーキュラーが発行されると数日で彼のホームページの「数学・物理通信」のページに掲載される。
だから、メールで読まれている方よりもこの谷村さんのページで見られている方のほうがいまでは多いだろうと思っている。