[写真]立憲民主党の泉健太代表、小川淳也前政調会長、おととし2021年秋、宮崎信行撮影。
泉健太代表は「法律の鍛錬国会」と位置づけましたが、厚生労働委員会筆頭理事に回った小川淳也さん52歳はツイッターで「美しい国会」と形容しました。前国会で唯一積み残したとなった「旅館業法改正案」(210閣法6号)は自民党委員が朗読しハンセン病団体から意見があった「感染防止のための」をパンデミック期に限定し、全会一致で修正し、共産党委員が附帯決議を読み上げました。
サミット解散ムードが、公明党の自民党「東京29区問題」で一気にしぼみました。永田町では本会議がなく、自民党議員は公明党県議が3人しかいない宮城県選出しか私は見ませんでした。
【衆議院厚生労働委員会 きょう令和5年2023年5月26日(金)】
「新型コロナウイルス感染症等の影響による情勢の変化に対応して生活衛生関係営業 等の事業活動の継続に資する環境の整備を図るための旅館業法等の一部を改正する法律案」(210閣法6号)の質疑が終局。
自民党の上野賢一郎さんがタイトルから「新型コロナウイルス感染症等の影響による情勢の変化に対応して」を丸々削るなどした修正案を提出。ハンセン病患者団体やサービス連合からの声を受け止めたものだと、泉代表が同日の定例会見で明かしました。
採決は全会一致で修正すべきだと決まりました。共産党の宮本徹さんが附帯決議を朗読して採択しました。泉代表は今国会を「法律の鍛錬国会」と設定。小川さん6期52歳は、政調会長を自ら降りて、党コロナ本部長兼厚労委員会筆頭理事に回りました。抵抗型野党を模索しているとみられた小川さんですが、委員会では定足数が足りていないことを見つけた後輩の指摘を突き放し、徹底審議路線をとりました。精神病棟の身体拘束など日本の闇の象徴ともいえる滝山病院事件を正面から取り上げました。52歳としては「美しい国会」は刺激的なワードですが、細田議長よりも17歳年少。看板役者・オガジュンの副総理への道はますます視界良好です。
【衆議院法務委員会】
「性犯罪刑法改正案」(211閣法58号)も修正協議が整いました。共産以外の各党が共同提出した修正案は「同意しない意思、ノーミンズノーを不同意性交とし、イエス・ミーンズ・イエスまではとらない」としました。俗な言葉ですが、国会でも使われた「嫌よ嫌よも好きなうち」はもはや社会で通用しないという時代の変化を刑法に落とし込んだものといえそうです。修正案では「5年後見直し規定」も入りました。
共産党の本村伸子さんも独自の修正案を出しましたが否決。採決は本村さんも含めた全会一致で修正すべきだと決まりました。
【参議院本会議】
「防衛装備品開発生産基盤強化法案」(211閣法20号)が連休前からの野党の吊るしが降りて、趣旨説明と代表質問が行われました。小西さんが外交防衛委理事会で止めていたというこれまでの記述はネタとして受け入れていただければ幸いです。渡辺周代議士が日曜報道「ザ・プライム」に出演し橋下通さんとこの問題で対決する予定で、参議院は論戦は続きます。
「日本語教育機関認定法」(211閣法22号)が可決し、成立しました。初めて法制化。
「改正放送法」(211閣法40号)が共産党・れいわ新選組・政治家女子48党の反対、それ以外の賛成多数で可決し成立しました。軽微な技術的改正。
「改正遊漁業適正化法」(211閣法53号)が成立しました。
【参議院予算委員会】
2カ月ぶりの開催。忘れてましたが、末松信介さんが委員長。集中審議「G7広島サミット等現下の諸課題」。首相が政府報告をして、質疑しました。田名部匡代・参議院立憲民主党幹事長は、当委員会では初めて「放送法文書」を封印し、マイナンバーと住民票・健康保険証の混乱を追求。森本真治・議運筆頭理事は、広島で核廃絶の市民との連帯がなかったと指摘しました。
●週明けは衆議院決算行政委員会とマイナンバー法の質疑が続きます。
新・東京29区では、区議選終了で、なんと2年2カ月に改選の参議院議員のポスターが早くも登場=2023年5月26日撮影。
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「黄金の2年2カ月間」で複雑怪奇な2000本の法体系鍛錬をしてから、解散総選挙・参院選・都議選トリプルでもいいかもしれません。風向きはどの党にいくか。それを決めるのはパソコン・スマホ画面の目の前にいるあなたです。
以上です。
泉健太代表は「法律の鍛錬国会」と位置づけましたが、厚生労働委員会筆頭理事に回った小川淳也さん52歳はツイッターで「美しい国会」と形容しました。前国会で唯一積み残したとなった「旅館業法改正案」(210閣法6号)は自民党委員が朗読しハンセン病団体から意見があった「感染防止のための」をパンデミック期に限定し、全会一致で修正し、共産党委員が附帯決議を読み上げました。
サミット解散ムードが、公明党の自民党「東京29区問題」で一気にしぼみました。永田町では本会議がなく、自民党議員は公明党県議が3人しかいない宮城県選出しか私は見ませんでした。
【衆議院厚生労働委員会 きょう令和5年2023年5月26日(金)】
「新型コロナウイルス感染症等の影響による情勢の変化に対応して生活衛生関係営業 等の事業活動の継続に資する環境の整備を図るための旅館業法等の一部を改正する法律案」(210閣法6号)の質疑が終局。
自民党の上野賢一郎さんがタイトルから「新型コロナウイルス感染症等の影響による情勢の変化に対応して」を丸々削るなどした修正案を提出。ハンセン病患者団体やサービス連合からの声を受け止めたものだと、泉代表が同日の定例会見で明かしました。
採決は全会一致で修正すべきだと決まりました。共産党の宮本徹さんが附帯決議を朗読して採択しました。泉代表は今国会を「法律の鍛錬国会」と設定。小川さん6期52歳は、政調会長を自ら降りて、党コロナ本部長兼厚労委員会筆頭理事に回りました。抵抗型野党を模索しているとみられた小川さんですが、委員会では定足数が足りていないことを見つけた後輩の指摘を突き放し、徹底審議路線をとりました。精神病棟の身体拘束など日本の闇の象徴ともいえる滝山病院事件を正面から取り上げました。52歳としては「美しい国会」は刺激的なワードですが、細田議長よりも17歳年少。看板役者・オガジュンの副総理への道はますます視界良好です。
【衆議院法務委員会】
「性犯罪刑法改正案」(211閣法58号)も修正協議が整いました。共産以外の各党が共同提出した修正案は「同意しない意思、ノーミンズノーを不同意性交とし、イエス・ミーンズ・イエスまではとらない」としました。俗な言葉ですが、国会でも使われた「嫌よ嫌よも好きなうち」はもはや社会で通用しないという時代の変化を刑法に落とし込んだものといえそうです。修正案では「5年後見直し規定」も入りました。
共産党の本村伸子さんも独自の修正案を出しましたが否決。採決は本村さんも含めた全会一致で修正すべきだと決まりました。
【参議院本会議】
「防衛装備品開発生産基盤強化法案」(211閣法20号)が連休前からの野党の吊るしが降りて、趣旨説明と代表質問が行われました。小西さんが外交防衛委理事会で止めていたというこれまでの記述はネタとして受け入れていただければ幸いです。渡辺周代議士が日曜報道「ザ・プライム」に出演し橋下通さんとこの問題で対決する予定で、参議院は論戦は続きます。
「日本語教育機関認定法」(211閣法22号)が可決し、成立しました。初めて法制化。
「改正放送法」(211閣法40号)が共産党・れいわ新選組・政治家女子48党の反対、それ以外の賛成多数で可決し成立しました。軽微な技術的改正。
「改正遊漁業適正化法」(211閣法53号)が成立しました。
【参議院予算委員会】
2カ月ぶりの開催。忘れてましたが、末松信介さんが委員長。集中審議「G7広島サミット等現下の諸課題」。首相が政府報告をして、質疑しました。田名部匡代・参議院立憲民主党幹事長は、当委員会では初めて「放送法文書」を封印し、マイナンバーと住民票・健康保険証の混乱を追求。森本真治・議運筆頭理事は、広島で核廃絶の市民との連帯がなかったと指摘しました。
●週明けは衆議院決算行政委員会とマイナンバー法の質疑が続きます。
新・東京29区では、区議選終了で、なんと2年2カ月に改選の参議院議員のポスターが早くも登場=2023年5月26日撮影。
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「黄金の2年2カ月間」で複雑怪奇な2000本の法体系鍛錬をしてから、解散総選挙・参院選・都議選トリプルでもいいかもしれません。風向きはどの党にいくか。それを決めるのはパソコン・スマホ画面の目の前にいるあなたです。
以上です。