公明党は2月28日、東京・信濃町で「第3回全国青年局長会議」を開き、公明党学生局を新設し、局長に谷合正明・経産大臣政務官、局次長に鰐淵洋子参院議員をあてました。同党の機関紙、3月1日付公明新聞が報じました。
公明新聞によると、党内序列1位の太田昭宏代表(東京12区)が「最前線の皆さまを元気にさせていく戦いが必要だ」と述べました。“最前線”の創価学会員の生活が苦しく、「公明党=創価学会」の活動に影響が及んでいることを示唆したと見られます。
太田代表は「学生を取り巻く(厳しい)課題に、よりきめ細かく対応する」として、学生局を新設し、学生局長に創価高校卒業生の谷合経産大臣政務官、(参院全国比例)、学生局長に創価女子短大卒業生の鰐淵さん(同)を起用。また非議員の男性17人を「青年局次長」とする人事も同時に発表しました。2月26日の党中央幹事会で決定したと報じられています。
創価学会の学生はすでに「3世」が増えており、悩んでいる人が多く、公明党=創価学会の活動力に影響していると思われます。ちなみに創価学会子息の勤務医を中心とする「ドクター部」の新設はある程度成功したもようです。公明党が「ドクターヘリ」を2007年参院選マニフェストの筆頭に持ってきたのは、ドクター部員の支持を固めるねらいがあったと推測されます。
公明党学生局は公明党青年委員会の下部組織とみられますが、具体的な人事が発表された形跡はありませんので、形式的な組織とみられます。おそらく創価学会学生部が選挙時には自動的に公明党学生局員になる考えと思われます。
【18歳・19歳の大学生は選挙にかかわれるか】
賢い学生なら、第45回衆院選で民主党の候補者の選挙事務所に行って歴史の証人になり、将来にわたって自慢したいと思うでしょう。
公選法137条の2は「未成年者の選挙運動の禁止」と題して、
第①号 年齢満20歳未満の者は、選挙運動をすることができない。
第②号 何人も、年齢満20歳未満の者を使用して選挙運動をすることができない。但し、選挙運動のための労務に使用する場合は、この限りではない。
と定めています。
第2号但し書きに「この限りではない」とあります。
ですから、「選挙運動に従事する者=選挙運動員」ではなく、「選挙運動のために使用する労務者」「選挙運動のために使用する事務員」ならば18歳・19歳の学生が第45回総選挙に携わっても問題はありません。
労務員とは、「選挙運動を行うことなく、立候補準備行為及び選挙運動に付随して行う単純な機械的労務に従事する者」としています。例として、葉書の宛名書き・発送、看板の運搬、自動車の運転などが明示されています。
ですから、日常活動~解散~公示~投票日を通して、葉書の宛名書き・発送、看板の運搬、自動車の運転などはできます。うぐいす嬢(女性)・カラス(男性)も労務員ならば問題なし。労務員としての報酬・交通費などは必ず受け取ってください。
これについては、「公選法施行令」の129条に詳しく書いてあります。労務員は小選挙区で50人雇え、基本日額10000円以内+超過勤務手当1日につき基本日額の5割以内を支払えます。さらに実費弁償として、交通費(鉄道賃・船賃・車賃)。それに加えて宿泊費(食事料を除く)1夜につき10000円を支給できます。労務員の50人は毎日入れ替えてもかまいません。
ですから、未成年の学生でも、「ビラへの証紙張り」「カルタ取り」「ポスター貼り」「運転」「ウグイス・カラス」「会場の設置」などはできることになります。ビラ配りはやらないでください。
街頭演説ではこんな感じです。候補者の演説中は候補者の後ろ・宣車の前に立ちます。おそろいのポンチョ(ジャンパー)を着て、頭にハチマキ、両手に白い手袋をはめて前でしっかり組み、候補者の演説にしっかり耳を傾けましょう。のぼりがあれば、端っこを持ち、風にはためかないようにきっちり持つ。クルマや高層住宅から手を振る人がいれば、候補者より先に見つけて手を振り返してください。候補者の演説が終わったら、候補者と合わせてお辞儀をしてください。言葉を使わなくても、そういう態度を示すことで、候補者を間接的に応援できます。主権者はそれを見て、候補者の人望を知ることができ、投票行動の参考にすることができます。
要は、出納責任者をしっかり置いている総支部ならば、未成年の学生でも問題はありませんが、元職・新人でチンタラやってる総支部での学生ボランティアは危ない。第45回衆院選で歴史の一員になりたい未成年学生は、選挙区情勢をしっかり見て、組織が整った総支部を選んで問い合わせを入れてみて下さい。
僕に言わせれば、都道府県連というのはこのためにあるわけで、都道府県連に問い合わせれば分かると思います。なお、学生サークルに一括しておカネを渡して、調整の上、一定数の学生を派遣してもらう行為は違法です。選挙運動中の戸別訪問、候補者名をひたすら連呼する行為も年齢とか関係なくできません。
選挙戦では後援会リーフレットは配れませんから、間違いを避けるため、公示前日に廃棄処分にしている事務所が多いようです。同窓会員などに「よろしく」という手紙を印刷して郵送するのも文書違反ですから絶対にしてはいけませんし、そもそもそんなことは「日常活動でやっとけ」という話です。
それと、基本的に選挙運動にかかわる場合は、時間に余裕がある人に限ります。例えば、土日だけかけつける場合でも、その日1日あけてください。「午後4時まで」という人は足手まといになる可能性がありますので、詳しくは総支部に問い合わせてください。恋愛もご法度、よそでやってください。なぜ恋愛がダメかというと、選挙事務所内で余計なひそひそ話をすると疑心暗鬼の連鎖で人間不信を招くからです。
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私事ですが、本日、35歳になりました。このブログを始めた逆転の夏直後は33歳でした。まさか、35歳になるまで、衆院解散を引き延ばされるとは思ってもいませんでした。転んでもただでは起きぬ自民党。そのしぶとさは恐るべし。
35歳というと、だいたいの友人は「四捨五入で40になっちゃった(>_<)」という感想でしたが、私は爽快です。2月の予算審査の傍聴を、倒れることなくなし遂げることができました。予算委員会を全部傍聴したのは初めてで、その日曜日に35歳になったのは、自分が成長できたという実感があります。
これは月曜日~金曜日の午前9時から午後6時近くまで審議があって、このほかに日程を調べたり、追加取材をしたり、ブログを書いたりするわけで、相当難儀で、受験生のような生活でした。睡眠はしっかり摂り、楽しみの朝の散歩を夜に移すなどの工夫で完投できました。
逢坂誠二さんは当ブログでは、最年少町村長の玄素君との対談などでお世話になり、かねてから応援していました。その逢坂さんが第171国会で初めて、予算委員に起用され活躍。しめくくり質疑で質問し、緊急上程された午後の衆院本会議でも、民主党結党後初めて1年生議員でありながら総予算の討論に登壇し、15分間演説しました。ご縁の不思議さを感じました。
衆院傍聴席から見ると、最前列の議席では、逢坂さんと同じ北海道選出・1年生議員の石川知裕君(北海道11区比例復活)が食い入るようなまなざしで演壇の逢坂さんを見つめていました。昨年の第169通常国会では、逢坂さんと石川君はヒラの国土交通委員として席を並べていましたが、ずいぶん差がついてしまったものです。石川君がどういう心境だったかは分かりませんが、とにもかくにも気を抜かずに小選挙区を勝ち抜くしかありません。
ところで、ある設備投資を単年度に一括計上していたんですが、税理士が「減価償却ができるから複数年度にわたって必要経費として差し引いた方がいい」「昨年は修正申告したら良い」と言われ腹が立ちました。たしかにそうした方が、当方にお得なのですが、向こう数年間にわたり税理士の仕事が増える。これは税理士も商売だからしょうがないとして、恒常的にこうやっている経団連企業はドンダケ儲かっているんだよと憤慨しました。本当に今の税制は経団連企業にとってお得な制度です。
◇
横道にそれてしまいましたが、2月後半の当ブログの閲覧数(総ページビューPV)、訪問者数(ユニークIPアドレス)、ランキング(gooブログ内の順位)の情報公開です。
情報公開・情報共有というのは切れ目なくやらないと意味がありません。またしても間が空いてしまって、逢坂ニセコ町長のようにはなかなかいかないなあと思います。
ブログをやっていると、いろいろと勉強になりますが、月曜日の午前中はやはりアクセス数は減ります。火曜日~木曜日は増え、金曜日は減ります。やはり世の中忙しいんだなあ。労働力の効率のよい配分が必要です。経団連企業のサラリーマン社長なんかみんなクビにしちまえ、と思います。
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