[写真]民主党国対委員長の鉢呂吉雄さんと国対委員長代理になった牧野聖修さん
民主党の鉢呂吉雄・新国対委員長、牧野聖修・新国対委員長代理らは、第176臨時国会(秋の臨時国会)について、野党の要求を受け入れて、召集日を来週に繰り上げることを決めました。鉢呂国対委員長は「10月1日に召集する」という案を、と国民新党の下地幹郎・国対委員長、自民党の逢沢一郎・新国対委員長、公明党の漆原良夫・国対委員長らに提案し、了承を得ました。
これにより、天皇陛下は憲法第7条により、菅直人内閣の助言と承認により、10月1日(金曜日)に第176臨時国会を東京に召集する運びとなりました。
菅さんは早期召集にこだわる野党に配慮し、ASEM(アジア欧州会議)の出席をあきれめて、ねじれ国会での話し合いを優先することにしました。
日程は1日(金)に菅さんの所信表明。土日を挟んで、4(月)~6(水)に衆参で各党からの代表質問。7(木)8(金)に衆院予算委。3連休を挟んで、12日(火)13日(水)に参院予算委に臨む予定。言うまでもなく、参院での審議は重要です。
この後、その他の衆参常任委員会で大臣所信表明と一般質疑が行われますが、ごく一部の委員会では閉会中審査で大臣のあいさつが終わっているところもあります。
第1次補正予算案の提出は会期途中になりますが、その際は、本会議での野田佳彦財務大臣の財政演説と質疑、衆参予算委員会で、他の委員会が最低1週間ストップします。
このことを考えると、当初の会期設定は別として、臨時国会は、2回延長できますが、おそらく年末まで、あるいは越年も含めたロングラン国会になりそうです。
この間、行政刷新会議の事業仕分けが合計10日間ほど行われます。この辺でもうまく国会との両立が可能となるよう、仕分け人とそれ以外の議員との意識の共有を期待したいです。また政務三役は、財務省などによる来年度当初予算政府原案の査定作業(12月20日ごろ閣議決定か?)や、政府税制調査会での税制改正の話し合いなど与党内での調整と国会での答弁を両立させることになります。
ねじれ国会は公明党、社民党、みんなの党などと連携すれば法案は成立します。対決法案に関しては、全方位外交ではなく、「自民党はあくまでも敵だ」というキッパリとしたメリハリのある対応を、衆参各委の理事に持って欲しいと私は思います。
臨時国会は10月1日召集、野党要求で前倒し(読売新聞) - goo ニュース
臨時国会は10月1日召集、野党要求で前倒し
2010年9月22日(水)11:09
政府・与党は22日午前、臨時国会を10月1日に召集することを決めた。
政府・与党は菅首相や閣僚の外遊日程を考慮し、6日召集で調整していたが、野党が円高対策の審議などを理由に早期召集を求めたため、日程を前倒しした。1日に首相の所信表明演説を、4~6日に衆参両院本会議での代表質問を行う予定だ。
これに伴い、首相は10月4、5日にブリュッセルで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会議への出席を取りやめた。
民主党と国民新党の国会対策委員長は22日午前、国会内で会談し、通常国会で廃案になった郵政改革法案を臨時国会に再提出する方針を確認した。
民主党の鉢呂吉雄国対委員長は今年度補正予算案を臨時国会で扱うかどうかについて、「内閣が最終的な決定をしていない。内閣の方向を見定めながら対応する」と述べた。