【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

小沢一郎氏、降壇の道順を間違える

2010年09月14日 23時59分59秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[写真]握手する菅直人総理と小沢一郎氏、2010年9月14日民主党大会、民主党ホームページから。

 2010年9月14日の民主党大会で、敗れた小沢一郎氏が、菅直人総理と握手して降壇する際に、道順を間違えていたことが分かりました。MSN産経が伝えています。残念ですねえ。やはり、最後はていねいにしめてほしいものです。

 9月14日の民主党大会。NHKをはじめ、TV各局が生中継をする。凄まじい警備と右翼という窮屈さもありますが、その隆盛はすさまじい。おごれる者は久しからずと言いますが、その隆盛こそ、民主党が結党以来12年間めざしてきた政権交代ある政治が日本に実現した証明です。菅総理は、演説の中で、政権交代を見ぬままこの世を去った、石井紘基さん、山本孝史さんの名前を出しました。あるいは、総理のあいさつには出てきませんでしたが、奥田敬和先生、山花貞夫さん、久保亘(クボタン)さん、吉田之久先生、神田厚さん、岩田順介さんら、民主党の礎を築いた故人も喜んでおられると思います。

【民主党代表選】沈黙、屈辱の剛腕 支持議員、大差の党員・サポーター票に「なんだよ、それ」 (1/4ページ) - MSN産経ニュース

 「剛腕」の小沢一郎氏が敗れた。14日の民主党代表選。党員やサポーターからの圧倒的支持を受けた菅直人首相の再任が決まった。日本の政治のキーマンの1人として20年近くにわたり影響力を持ってきた小沢氏。口を真一文字に結んだまま代表選会場を後にした。

 大差で敗れた小沢氏。代表選が行われたホテルの通路にごったがえす報道陣を前に、「ゴホン!」と大きなせき払いをすると、表情を変えることのないまま、無言で会場を立ち去った。

 小沢氏の表情は朝から一貫して厳しかった。代表選会場で笑顔が見えたのは2回だけ。雌雄を決した後、再び壇上に上がり菅氏と“和睦(わぼく)”の握手を交わした際と、壇上から降りる道順を間違え、ばつの悪そうに浮かべた苦笑いだけだ。


民主党代表選は菅総理が圧勝

2010年09月14日 15時48分07秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

 民主党結党以来初めて現職の内閣総理大臣が出馬した、党通算15回目の2010年9月14日の定期代表選挙は、菅直人・総理大臣が下馬評を上回る圧勝で、2012年9月の任期を獲得しました。

 党員・サポーター票は、小選挙区ごとのウィナー・テーク・オール方式で、

 小沢一郎候補 51ポイント
 菅直人候補  249ポイント

 地方議員票は、総数のドント方式で、
 小沢一郎候補 40ポイント
 菅直人 候補 60ポイント

 国会議員票は1人×2ポイントで、
 小沢一郎候補 200票で400ポイント
 菅直人 候補 206票で412ポイント
 (棄権 2人 無効票3票)

 合計で
 小沢一郎候補が491ポイント
 菅直人候補が 721ポイント

 となりました。

 で菅総理が下馬評を上回る圧勝でした。地方議員票では、小沢陣営の健闘が見られましたが、課題だった国会議員票でも菅さんが勝ったことで、秋以降の政権運営がスムーズに行きそうです。

 勝てるとは思っていましたが、議員票でも上回ることが出来て、これはホントウにホッとしました。当ブログは一貫して、菅陣営を応援してきました。私としても初めてサポーター郵送投票の資格を得て、「菅直人」に投票しました。

 おめでとうございます。
 お疲れ様でした。
 ありがとうございました。

 政権の重荷をみんなで分担して担いでいきましょう。