【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

代表選投票用紙は届いていました

2010年09月08日 15時45分06秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ
 民主党代表選の投票用紙がなかなか届かないのでどうしたものかと心配しており、ブログにも書いたので、読者の方にもご心配いただいたかと思いますが、届いておりました。封筒にレッド色で「重要」と書いてあり、あて先の名前が小さな字なので、決済関係の書類と勘違いして、家人がそういった類の郵便物を入れておくボックスに入れっぱなしにしてしまいました。ご心配をおかけして申し訳ございませんでした。

 郵便投票でなにかミスがあると、どの候補が勝つかということとは別に、民主党と政権への信頼性・支持が揺らぐことになりはしないか、と心配していました。ぜひ、中央代表選管も、代表選を企画する執行部も、何かあった場合は機敏に対応して欲しいと思います。

 民信なくんば立たず。民主党は寄り合い所帯ですから、党員サポーター投票で、多少の不正行為はあるかもしれません。でも、民主党は、岡田克也さんがいて、江田五月さんがいて、山井和則さんがいて、鉢呂吉雄さんがいて、福田衣里子さんがいて、稲盛和夫さんやトヨタ自動車労組・JR東海労組が応援している政党です。ぜひ信頼してほしい、と僕も一サポーターとしてお願いしたいです。

 という意味では、今回の代表選は、「政策本位の代表選」ではありません。「人物本位の代表選」であることは明らかです。

 なお、次回代表選は2012年9月になります。党員・サポーターに興味を持った方は、党員・サポーターになって下さい。とくに、大組織ではない総支部で入る場合は、ノルマの関係がありますから、6000円で党員になるよりも、2000円×家族3人でサポーターになる方が喜ばれるかもしれません。私たち国民が民主党を立派な政権政党に育てていきましょう。


[画像]民主党代表選の投票用紙(往復ハガキ1)

[画像]民主党代表選の往復ハガキ2

[画像]民主党代表選の往復ハガキが入った封筒

起訴されても「議員辞職しない」

2010年09月08日 01時57分16秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[写真]小沢一郎氏と筆者(宮崎信行)。左は1994年夏(静岡・函南町)、右は2007年12月(中国・北京)。

 盗人猛々しいにもほどがあります。

 小沢一郎氏は7日、日本テレビ番組にビデオ出演し、「私自身、何もやましいこともありませんので、離党したり辞職する必要はない」と述べ、10月にも予想される検察審査会が強制起訴の議決を出し、公判が始まっても、議員辞職しない考えを示しました。

 菅直人総理は「その判断が国民の皆さんに理解されるのかどうか」、「国民に理解されるのかどうか」と述べ、国民参加のオープンな熟議で党としての対応をしたい考えを示しました。

 それにしても、小沢さんは時代遅れです。例えば、ひも付き補助金を一括交付金にすると、総額が、たしか3割ぐらい減るようなことを言っています。しかし、これは「国・県・市」が3分の1ずつ負担する公共事業、例えば市立小学校の用地取得・校舎建設などがそうですが、そういった国・県・市が3分の1ずつ負担する事業で、“真水”を超えた総額になってしまうという話で、小沢さんが自治大臣だったころには、よくあったでしょう、そのときに改革して欲しかった。しかし、今は国庫補助の公共事業が少なく、補助金というと、例えば市立小学校職員の人件費、これは、国3分の1、県3分の2、市はゼロですし、現金給付ですからあまり膨れません。だから、総額は減るとしても、1割前後だと思います、それでも、1兆円を超えるわけですからムダづかい削減につながりますが、小沢陣営は計算が雑です。国有財産の証券化もITバブルのころの話で、今なら証券化するよりも、ていねいに1つの建物を月10万円で貸し出した方が、「新しい公共」「雇用」につながります。これだけでも小沢氏は歴史の流れに遅れだしており、変化が激しい2010年、一気に吹っ飛ぶ可能性が高まっていることを、民主党の国会議員は、よーくよーく、心でなく、アタマで考えないといけない。

 イギリスでは、数百万円の政治とカネの問題で、議員辞職に追い込まれるのはたびたびあります。そうやって政治が動いていくのです。

 見て見ぬふりをするか闘うか。

 10月には、小沢さんを議員辞職(政治生命の終わり)に追い込めるよう、民主党主流派だけでなく、自民党さん、公明党さん、みんなの党さん、そして何より私たち国民の熟議で、時計の針を進めましょう。今度こそ、確実にしとめましょう、これ以上犠牲者が増えないように。元気な日本の復活を目指して。

民主党・小沢前幹事長「議員辞職はしない」 | 日テレNEWS24

 民主党代表選挙で菅首相と小沢前幹事長は7日も精力的に動いた。小沢氏は日本テレビの番組に出演し、自らの政治資金をめぐる事件で議員辞職することはないとの考えを示した。


 小沢氏は7日、日本テレビの番組に出演し、自らの政治資金をめぐる事件で、「私自身、何もやましいこともありませんので、離党したり辞職する必要はない。仮にそういう結論が出れば、正々と対応していきたい」と述べ、今後、仮に強制起訴されても「党を離党したり、議員辞職はしたりしない」との考えを示した。


 この発言について、菅首相は7日、「(小沢氏)ご本人が判断されるべきことだと思います。その判断が国民の皆さんに理解されるのかどうか」と述べ、「仮定の話なので発言は控えたい」としながらも、「国民に理解されるのかどうか」と小沢氏の姿勢に疑問を投げかけた。


 小沢氏は7日夜、鳩山前首相や1回生議員ら約90人の議員が出席した会合で支持を訴え、鳩山氏とそろって取材に応じる姿を見せた。


 一方の菅首相の陣営も8日、支持議員を集めての大規模な集会を開く予定で、1週間後の投票に向けた両陣営の動きが過熱している。