【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

1年生に「キチンと説明すれば大丈夫だよ」と岡田幹事長、「原資、私も無関係でない」

2010年12月02日 19時40分49秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]民主党の小沢一郎さんと岡田克也さん

 民主党幹事長の岡田克也さんは、2日の定例記者会見(月、木)で、陸山会の91人への500万円の資金提供(寄付金)について、「91人のみなさんが500万円を政治資金として受け取っていたということは法に基づいたものであって何か問題があるとは考えておりません」と話しました。

 前日に開かれた班別の1期生と岡田幹事長の意見交換会では、「各人の収支報告書に(受け入れを)書いてあるだろうから、そのことはキチンと有権者のみなさんに説明したらいいよ」とアドバイスしたことを明らかにしました。

 その上で、3億7000万円の原資が、改革フォーラム21(自民党羽田派)→新生党の資金だとされることについて、「原資に関しては、私もまったく無関係ではございません。改革フォーラム21とか、新生党というのは私自身もかつて所属した団体(派閥)、党であります」と認めました。そう言う意味では、500万円は政権交代ある政治の志を貫いた“小沢・岡田マネー”ともいえるでしょう。


ただ、この“小沢・岡田マネー”ですが、「解党後の資金が改革フォーラム21という政治団体にあったということも私は承知しておりませんでした」としました。この件は、昨年の東京地検特捜部の強制捜査(“暗黒のひな祭り”)の後に、初当選以来の党派閥と党籍が完全に一致している石井一副代表と岡田副代表が意見交換し、見解は一致しながらも、確証は得られなかった、とされています。

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