【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「官邸ポリス」「内閣人事局長」杉田和博・内閣官房副長官(80)がさきほど入院したとの報道が流れる

2021年08月19日 22時18分21秒 | 霞が関人事
[写真]首相官邸、8年前の2013年8月、宮崎信行撮影。

 報道(gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210819-567-OYT1T50267
)によりますと、杉田和博・内閣官房副長官(80歳、昭和41年警察庁入庁)が、さきほど入院したそうです。発熱しているが、新型コロナウイルス感染症ではない、と官邸幹部は話しているようです。杉田さんは9年前の2012年12月の安倍新首相記者会見中にも脱水症状のような立ちくらみで椅子にもたれかかりモーニング姿で運び出されました。緊張もあったのでしょう。この時は当日夜半には回復しました。

 そういえば、何年か前の、この暑い盛りに杉田さん率いる官邸ポリスに電通絡みの不倫の情報をつかまれておどされた、女性の元国会議員が、熱中症を理由に病室から出馬辞退を発表したことがありました。あれ、杉田さんの出身地の辺のような。私が見たのは、夏の日の記憶違いの幻だったかもしれません。

 因果応報などとは申しません。ご快癒を祈ります。私は総理番記者だった1997年春、杉田・内閣情報室長にひざ詰めで総理府本府ビル6階の個室でお話したこともあります。当時、大森前内調室長(故人)が「NEC取締役」の肩書で日経新聞でコラムを持つという異例の出来事があり、日経新聞の拡張セールスの最大の売り文句になっていた時期。杉田室長は「大森さんにも弱っちゃったよな」と人間らしいことをおっしゃっていました。快方に向かって、特別国会召集まではやっていただきたいというのは共通の願いだと考えます。

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【8/19】参議院内閣委員会閉会中審査、立憲民主党の小沼巧さん「自粛疲れでなく、あきらめだ」

2021年08月19日 12時08分38秒 | コロナなど閉会中審査→オリパラ→衆院選
[写真]きのう撮影。

 再来週締め切りの概算要求で防衛省は「イージス・アショア代替」を「引き続き検討する」と財務省に伝達方針と報道。ベストでしょう。来週に厚生労働委員会の閉会中審査がありますが、今月は、各府省庁の概算要求が中心となりそう。それと自民党総裁選の前哨戦で「安倍詣」がカギとなりそうな公算。民主主義としては、スガ首相のまま第49回衆院選を迎えるのが理想。

【参議院内閣委員会 きょう令和3年2021年8月19日(木)】

 立憲民主党の小沼巧さんは「自粛疲れではなく、あきらめだ」と政府を批判。30兆円の予算未消化について内容を問いただしました。西村大臣は、融資枠の残りがあるなどと答弁。30兆円は真水の額で融資枠ではないので、どうにもこうにも西村大臣の経済認識はずれっぱなしです。

 小沼さんの地元、茨城県知事選挙がきょうから始まりましたが、現職と新人2人だけにとどまりそうです。

 杉尾秀哉さんに対する答弁で丸川五輪相は「視聴率は30%台から40%台と高かった。連日の日本人選手の活躍をご自宅でご覧いただいた」と答弁し、杉尾さんは反発しましたが、自民党委員からは丸川さんを応援する野次も出ました。杉尾さんは「デルタ株のあと、7月20日に見つかったラムダ株がワクチンの利きが悪くて流行するとの懸念もある」とし「何やってたんだ、無策ではないか」と気色ばみました。きのうの加藤勝信官房長官の記者会見で、国立感染症研究所と厚労省に共有などのミスがあったことを認め、政府が謝罪しています。杉尾さんは「もう打つ手がないのか」と尾身茂会長に質問。尾身さんは「打つ手がないと言った瞬間に感染拡大が止まらなくなる。なかなか難しい状況だ」と答弁しました。

 平田・前内閣官房参与兼オリパラ事務局長について、丸川大臣は「平田氏と民間(ライザップ社ゴルフ部門)が弁護士を立てて話しあっている」としつつ、政府が事実を確認しており、委員長から求められれば国会にも提出するとしました。

 きょうは西村大臣と丸川大臣で、河野ワクチン相は、野党から要求されませんでした。

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