【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【8/30】首相が幹事長に経済対策策定を指示、公明党「太田」取り消し・引退、岸田会館周り

2021年08月30日 19時46分15秒 | コロナなど閉会中審査→オリパラ→衆院選
[写真]太田昌孝・公明党衆議院予算委員、おととしの地方公聴会で、宮崎信行撮影。

 月曜ですが、動きがありました。

 公明党は、東京地検特捜部の捜査を受けた、太田昌孝議員の比例北陸信越1位公認を取り消し、政界引退しました。市役所職員、市議、県議の叩き上げですが、経営学は苦手のようです。私が現地で傍聴取材した地方公聴会で、地元の県建設業協会会長とのやりとり

国会会議録から抜粋引用はじめ]

○太田(昌)委員 どんどんどんどん進めていかなければならないのですが、ちょっとなかなか、業界団体としては、今の使えるものを一生懸命使いながらというような話をきっとされるかなというふうに思いますけれども、何というんでしょう、いわゆる事務的な部分では結構役には立っているものでしょうかね。

○藏谷伸一君 事務的というのは、どういうふうに捉えたらいいんでしょうか。

○太田(昌)委員 一般管理、さまざまな、例えば、きょういただいた中でも、女性の方がシステムで、いわゆる総務的な仕事の中で相当活用されているというような状況もちょっと伺っているんですが、そこら辺の今の活用状況なんかはどうでしょうか。

[国会会議録から抜粋引用おわり]

 議事録でこれだけ慌てているのも珍しいですが、太田さんは女性が建設業者で増えていて望ましいが、現場や営業ではなく、間接部門・バックオフィスに配属されているのですが、と。それが「事務的な仕事」とか「総務的な仕事」と。県議が上がりが経営学を分かるわけないのはどの党も同じですが、あまりにも出来が悪いから、これを機に、1期で切ろうということでしょう。あまり特捜部は関係ないかも。

 菅義偉首相・自民党総裁はきょう令和3年2021年8月30日(月)、下村博文政調会長(清和会)を呼び出し、政調会長として追加経済対策をまとめるか、政調会長を辞任して総裁選(来月17日告示)に出馬するかどうかの二者択一を迫ったようです。下村さんは総裁選出馬断念を記者の前で発言。この後に、菅さんは、二階俊博幹事長・林幹雄幹事長代理を呼び出し、追加経済対策のとりまとめを正式に支持しました。あすの概算要求に続き、水曜日からは追加経済対策のメニューに入れてもらうよう、族議員や官僚は幹事長詣でをすることになりそうです。

 岸田文雄さんは、議員会館を回りました。

 野党は、あす国対委員長会談があるとみられ、森山委員長が「来月7日の臨時国会召集は無し」と伝達して、党内・霞が関に対しては追加経済対策で菅・二階の下にまとまれ、との示唆を出すと見込まれます。

 野党は、あす「第1回熱海土石流野党合同ヒアリング」を始めます。なぜこのタイミングかよくわからないのですが、被災者側弁護士が参加するようです。

 また、枝野幸男代表の月1回の月末定例記者会見は午後3時から開かれ、党本部のユーチューブサイトでもライブ配信されます。

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