宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

前夜の菅義偉首相が解散を決意したとの毎日新聞報道を菅首相自ら打ち消し、菅おろし加速の公算

2021年09月01日 21時26分28秒 | コロナなど閉会中審査→オリパラ→衆院選
[写真]精力的に取材する筆者、左から参議院議員会館、衆議院第二議員会館、衆議院第一議員会館、首相官邸、きのう2021年8月31日。

 奇妙なことがおこりました。

 きのう8月31日夜、毎日新聞が、10月17日投開票の日程のまま、首相が衆議院を解散する意向だと報じました。しかし、けさ、菅首相自ら「今のような厳しい状況では解散ができる状況ではない」と全否定しました。

 安倍晋三さん、小泉進次郎さんらが、解散せずに、自民党総裁選をしてから、第49回衆院選に臨むべきだと説得したようです。解散説は、31日夜の衆議院赤坂議員宿舎(港区)での首相と二階俊博さんの会合の後に出たようです。これもやや不思議な話で、首相はその前日に二階幹事長の更迭を打診し了承されているのに、なぜその翌日に二階さんと解散の日程を詰めたのでしょう。首相とキングメーカーがともに、党内で求心力を失っているようです。

 「海部俊樹回顧録・政治とカネ」(新潮新書)によると、小此木彦三郎・衆議院政治改革特別委員長が小選挙区制法案を廃案するとの寝耳に水のメモを見た海部首相・自民党総裁は「脳内に花火のような火花がパチパチと散っ」て、党役員に「重大な決意でのぞむ」と発言。衆議院解散詔書を決定する閣議を招集しようとしたところ、竹下派出身の橋本龍太郎大蔵大臣から「すまんが、俺はこれから悪いことが起きる気がする」と電話があり、首相から竹下派の金丸信会長に電話を入れると「解散は駄目だ」のひとことで、首相から降ろされてしまいました。

 今回の政局は、キングメーカーは金丸会長ほどの実力者ではないし、金丸会長ほど強力な降ろし役もいません。常識的に、安倍・菅政権8年弱の官房機密費総額95億円のうちいくばくかが、菅さんの首相就任の力になったはずですが、小選挙区比例代表並立制25周年の今、官邸と自民党の見えない戦争が始まりつつあるようです。

 国民不在です。

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「野党合同ヒアリング」→「野党合同国会」にやむなく格上げ、安住・穀田委員長ら政府の臨時国会拒否、自民党内政局過熱を受けた緊急避難的な措置として

2021年09月01日 16時14分41秒 | コロナなど閉会中審査→オリパラ→衆院選
[写真]野党合同ヒアリングで質問する、本村伸子・日本共産党衆議院議員、3前の2018年4月27日、国会内衆議院第十六控室で、宮崎信行撮影。

 安住、穀田国対委員長らは、臨時国会召集要求書を政府が拒否したと、森山国対委員長から通知されたことを受けて、やむなく緊急避難的な措置として、「野党合同ヒアリング」を「野党合同国会」に格上げすることを決めました。

 第1回は、あす令和3年2021年9月2日(木)に、外務省と防衛省を呼んで、「アフガニスタン退避問題」で「質疑」することになりました。


[写真]野党合同ヒアリングのようす、2018年。

 4年前の衆院選での「希望の党騒ぎで」バラバラになった野党が、最初の通常国会の2月から、「野党6党合同ヒアリング」を開催。辻元清美委員長が率いた「立憲民主党衆議院国会対策委員会」が穀田恵二さんの助言もあり始めたもの。

 当初は6党合同ヒアリング。野党第一党の牙城とされる第十六控室ですが、共産党の本村伸子さん、畑野君枝さんらも積極的に出席。参議院議員の田村智子さんも共産党政策委員長の「タムトモ」として頭角を現すきっかけともなりました。

 政治に限らず利口な人は理屈だけで考えがちですが、私には、本村伸子さんの国会のおしゃれ番長ぶりも印象に残りました。おととしの参院選で若い女性向けで最大のファッション誌「ViVi」と自民党のコラボ企画が物議を呼んだ際は、本村さんが個人アカウントでViVi編集部にあてた公開質問ツイートを出しましたが、やはり「衆議院第十六控室で政府に質問できる権力者」であることを思い出したのか、途中でツイートを取り下げたようです。

 衆参自民単独過半数のこの4年間、野党ヒアリングは報道ステーションなど報道番組でも人気コンテンツとなりましたが、森裕子・参議院議員が要所でわざとゆっくり話す姿勢などが、批判を浴びました。一方、まったく報道されない話ですが、防衛省が局長を出してきているのに、財務省は官房参事官を出して「答えられない」を繰り返すなど、役所側のちぐはぐな姿勢に対する内外の批判もあって、ここまで継続し続けることとなりました。

 残り任期2か月を切るなか、臨時国会召集に応じてもらえなかったため、堂々と「野党合同国会」を名乗ることになりました。

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【小室眞子さんとして渡米へ】秋篠宮眞子内親王殿下が小室圭さんと年内ご結婚、ご皇籍を離脱され赤坂御用地発幸福行片道切符たずさえ渡米、リモート愛は嫉妬と金銭トラブルと太平洋を乗り越える

2021年09月01日 04時23分50秒 | 法律の執行状況
[写真]読売新聞2021年9月1日付「14版」。

 リモート愛は、嫉妬と太平洋を越えました。

 おめでとうございます。

 けさの読売新聞2021年9月1日(水)付(14版)は、4年前に婚約を発表していた、秋篠宮眞子内親王殿下(29)と小室圭さん(29)が今年中に自治体に婚姻届を出してご結婚なさる、と報じました。

 小室眞子さんと小室圭さんになります。ご結婚式や、宮中行事などはなさらない見通し。

 小室さんの母の金銭トラブルで滞っていましたが、ご両人の愛が乗り越えた格好。小室さんは米国留学を経て同国で就職しており、新型コロナウイルス感染症のため、リモート交際が続きましたが、眞子内親王は、皇籍離脱され、渡米されると思われます。


[写真]左から、父、母、秋篠宮眞子内親王殿下、2019年1月、東京都千代田区・皇居「宮殿」で、宮崎信行撮影。

 当ニュースサイトは、「【提出予定法案の続報】「養子」と「皇女」の2案で衆院選後に最終報告「皇室典範及び特別職国家公務員法改正案」第49期衆議院での審議・成立が有力なはこびに」と報じていました。しかし国家公務員特別職「皇女」にはならず、「小室眞子」さんとしての人生を強く歩みだされることとなりました。


[写真]国会130周年開設式典に向かわれる、眞子内親王殿下をお乗せし右折して国会正門に入る車、2020年、宮崎信行撮影。

 嫉妬もあってか、小室圭さんを「KK」と呼び、ご両人を揶揄する向きがSNSなどでありました。もちろん、金銭トラブルは「贈与」なら贈与税脱税で、「融資」なら民法違反の問題が極めて濃厚。皇室経済会議の決定で、なんらかの付言事項がなされることもありそうです。


[写真]お二人が出会った、ICU大学=東京・三鷹、奥が正門、2016年4月、宮崎信行撮影。

 かくいう、当ニュースサイトの筆者、宮崎信行は、第19代允恭天皇の子孫だとする明治29年の文書があり、また菩提寺の宗派も、孝明天皇までのお墓がある宗派と同じです。小室さんの問題は私はかなり気にするたちですが、小室圭さん小室眞子さんご夫妻は、スキンシップのある幸せな生活を送っていただきたいと存じます。

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