【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【都選管】都議選は2021年6月25日(金)告示7月4日(日)投開票と正式決定「あんな人たち」から4年の東京都議会議員選挙、一転無風の観測も

2021年01月27日 12時44分07秒 | 第49回衆院選(2021年10月 岸田続投 枝野辞任)
[写真]4年前に、東京都新宿区の都庁隣の京王プラザホテルで最大野党党首の取材を準備する筆者・宮崎信行。謙虚な筆者ですが、「ふだん千代田区永田町、港区赤坂で取材する私が、なんで最大野党党首の取材で新宿区に来ないといけないんだ」という内心の不満が透けて見えます=他媒体記者撮影・提供=。

 東京都選挙管理委員会は、さきほど、「7月22日に任期満了となる、東京都議会議員選挙は、2021年6月25日(金)に告示し、7月4日(日)に投開票とする」と正式決定し、発表しました。

 焦点は、前回、とくに23区地域の中選挙区で空白区が続出した都議会自民党の議席回復と、前回大ブームを巻き起こした都民ファーストの会が現有議席を維持できるかになります。都民ファーストの会の創始者・小池百合子都知事が、自民党候補に対する敵視姿勢を4年前と打って変わってしないのではないかとの観測が有力。

 4年前は、23区地域で長年くすぶってきた、戦前からの旧来個人地主と、戦後新興の個人地主・法人地主勢力の激突の構図が議席激変をもたらしました。小池さんはこの両勢力を糾合するかたちで、知事選圧勝で再選されましたので、今回は無風の選挙となるかもしれません。前回のように、安倍晋三首相(自民党総裁)「みなさんこんな人たちに負けるわけにはいかないんです」との失言につながった劣勢からは挽回しそう。

 現在開会中の第204回通常国会は6月16日(水)に閉会し、その翌週6月25日(金)から7月4日(日)までが都議選。公明党、共産党など国会議員団は国会閉会から切れまなく都議選の応援に入るかたちになりそうです。

 一方、衆議院の任期は10月22日まで。公明党の山口代表は「6か月間ん離してほしい」としていますが、党関係者によれば、3か月でもいい、との相場観がもっぱら。

 このため、7月4日に都議選が終わった場合は、例えば、10月5日(火)公示、10月17日(日)投開票という第49回衆院選の日程でも、公明党は「3か月あいた」から飲める、と考えるのが妥当だと思われます。

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