【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【週刊文春】また防衛省、三宅伸吾・防衛政務官、逃げ込んだ女性のトイレを叩いて「出てきなさい」キスして5万円

2023年11月15日 13時12分46秒 | 自民党
 週刊文春電子版はさきほど、防衛省の政務三役(合計4名)の一人、三宅伸吾・政務官が、初当選直後に、議員会館アルバイト女性をカラオケに2人で誘った後豹変。トイレに逃げ込んだ女性を、トイレを叩いて「出てきなさい」と威圧し、その後に、初めてキスをして、5万円を渡していたことを報じました。

 自衛官から、こんな人に、儀仗・栄誉礼をしたくないという心の声がもれてきそうです。

 三宅さんは、2013年7月の衆参ねじれ解消選挙で、香川選挙区で初当選。その後、2015年の平和安全法制国会で、最も野党寄りの発言をしたことで、注目されました。先々月、在職10年以上で2度目の政務三役となりましたが、なぜか副大臣でなく政務官でした。

 防衛省・陸上自衛隊をめぐっては、きょねん、五ノ井里奈さんに対して、防衛省人事教育局長、陸上幕僚監部人事教育部長が衆議院議員会館内で謝罪。


[画像]宮崎信行撮影=TikTokから。

 こちらのTikTokは93万再生を超えています。その後、五ノ井さんは個人アカウントで、あまりSNSで取り上げないでほしい意向を表明していましたが、その後に、福島地裁の刑事事件で被告人たちのうちの1人が上司の命令で謝罪しただけで無罪だと主張し、推移が注目されています。

 在職10年なのに、なぜか副大臣でなく政務官だったのは、秋本真利衆議院議員も同様で、自民党が何らかの評価にもとづき人事をしているのに、その評価が選挙区内外で伏せられていると考えられます。

 参議院はあすの外交防衛委員会で「防衛省職員給与法改正案」(212閣法5号)を審議する予定。立憲民主党の小西洋之筆頭理事らが追及すると思われますが、小西さんは選挙区内の陸自第一空挺団員らに尊敬の念をいだいているようで、あさっての成立は動きません。

 筆者・宮崎信行は、三宅議員の日本経済新聞社正社員記者の12年後輩となりますが、職人である「政治部記者」としては筆者の方が先輩となります。三宅さんとの面識は全くありません。筆者は日経からの月給はゼロ円ですし、在職中に労使折半で払った厚生年金保険料はすべてGPIFの中にありますから、先輩後輩の秩序は関係ありませんが、つけくわえました。私は農地・機械・資本を重視しており、人間を軽視しています。そのため、政治家を「人間」としてとらえず、政党・機構としての大枠でとらえているきらいがあり、政権交代ある政治の必要性を十代からずっと訴えていますが、文章ではなかなか伝わらないところです。

 以上です。


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