宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

「自公国3党」の枠組みに変更、きょうの経済対策の政調会長協議、自民党の政調・税調ペースか

2024年11月12日 12時11分18秒 | 214臨時215特別216臨時石破熟議
[写真]浜口誠国民民主党政調会長、宮崎信行撮影。

 ハングパーラメントによる、自公と国民民主党の政策協議は、先週の顔合わせでは「自国」「公国」の枠組みでしたが、あさってにも閣議決定するとされる「秋の経済対策」に関するきょう午後3時半からの協議が「自公国」の3党政調会長らが同時に顔を合わせる形式で行われることがわかりました。

 参議院運営の大きい2党主導体制の間隙を縫って情報交換する中だった、西田実仁、榛葉賀津也両幹事長の思惑含みの流れを、小野寺五典政調会長ら自民党側がペースを取り戻しつつある流れだと、推測できます。玉木雄一郎代表の不倫により、もともと男女比が違う同党の特徴的な支持動向の先行きに暗雲が生じた影響もなきにしもあらず、と言えそうです。

 国民民主党は、中間所得・現役層の支持を集めた103万円の壁とされる所得税の基礎控除・給与所得控除の引き上げなど「手取りを増やす」政策項目を一つ以上入れたい考え。経済対策に入った場合は、補正予算案に盛り込まれなくても、秋の税制協議をへて、来年度当初予算案の衆院通過、来夏の参院選でも政局の主導権を握ることができると考えられます。

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Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

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