[画像]閣議請議書のこより綴じ、青枠、請議大臣全員の公印を見せて、その廃止を発表する、河野太郎行革相、きょう2020年10月16日、政府インターネットTVからスクリーンショット。
国会は再来週召集されます。反知性主義的なうねりの中で、いろいろなことがありました。
【閣議 きょう令和2年2020年10月16日(金)】
閣議請議書のこより綴じ、青枠、請議大臣の公印、閣議決定後の請議大臣に対する命令書を、加藤官房長官が廃止した、と河野行革相が発表しました。
【予算委員会理事懇談会 同日】
閣議で予備費0・5兆円強が歳出された、と財務省から報告がありました。これについて、私は非常に強い懸念を持ちます。コロナ禍において、雇用調整助成金は効き目が抜群ですが、労働保険料を原資とした、雇用保険特別会計から出ていました。これは保険料です。しかし、きょうは税金から出すということになります。私はかねがね税金から出すべきだと考えていましたが、閣議決定による予備費でなし崩しで決めると、これから先は、税金から上限無くつぎ込めることにもなります。財政民主主義の重大事だと思います。
【野党ヒアリング きのう】
きのう、「第1回合同葬弔意要請に関する野党合同ヒアリング」が開かれました。中曽根元首相の自民党・内閣合同葬で、文部科学省が大学等に弔意を示すよう通達した問題。橋本首相はやって、宮澤首相はやってない、ということです。話が大きくなったら、反知性主義のうねりと合体しそうにも感じます。
【最高裁 今週】
正規と非正規の間の、賞与、退職金、手当に関する判決があり、手当の支給が認められました。菅首相による恣意的な人事だともされる山口厚裁判長が、日本郵便の非正規雇用者に年末年始手当を支給しなかったのは不合理だとしました。判決の広がりを懸念します。非正規が正社員と同じ仕事をしていたら、5年経てば無期雇用に転換する、というのが野党側の主張だったと思います。実は労働基準法の賃金支払いの原則の中に、手当というものの法的根拠はほとんどありません。「日本郵便には年末年始手当が必要だ」という納得のいく根拠のない規範(ノルム)が空気として流れるべきではない。非正規を正規にする。但し、アベノミクスと労働者派遣法2015年改悪法で、「転勤をしたくないのではなくて、転勤できるわけがない」正規相当の非正規が激増していると思います。月例基本給を上げるのが主眼である政策を立案すべきです。
【法律の執行状況 今週】
改正道路交通法によるあおり運転で初めて立件された被告が、地裁で罪を認めました。この報道で、あおり運転が厳罰化された改正道交法、と表現されています。あおり運転を、高速道路などで車の前に出て、その後、急減速して、ぶつからなかったケースを定義規定を書き込んで、罰則にした改正法です。なので、厳罰化したというよりも、罰則化した、という表現の方がいいように感じます。
【全世代型社会保障検討会議 きのう】
昨年12月の「中間報告」に盛り込んだ「年金支給年齢の75歳繰り下げ選択」を可能とする改正年金法は先の通常国会で審議され、なんの混乱もなく、成立しました。 6月に「最終報告」がでる予定でしたが、コロナ過で延期されていました。きのう、菅首相のもと会議が開かれ、12月に最終報告をまとめることになりました。後期高齢者医療制度の自己負担1割を年収ごとに3割ないし1割にする制度改正案がまとまり、法案として提出される公算が高まりました。「しんぶん赤旗」はけさ厚生労働省内の審議会の素案をスクープしましたが、かなり年収要件の天井が低く、多くの世帯で3割負担になるかもしれません。私は個人的には、高額医療制度のもとの3割負担に前から賛成ですが、これも、世代間ギャップの感情につけこんだ炎上が、ある一定程度におさまるように、私としては目を光らせていきたいところです。
【成長戦略会議 きょう】
「第1回成長戦略会議」が官邸で開催。竹中平蔵さんや、金丸恭文さんらが委員となりました。先週末廃止された未来投資会議と違い、議長が官房長官に格下げとなりましたが、第1回会合には菅首相も出席しました。今後の方向性は不透明ですが、経産省主導から違うラインの主導にしたいという思惑はあるでしょう。そこから先は、顔が見えない官邸官僚や民間委員が押しくらまんじゅうのように動かしていくのかもしれません。
【首相動静 きょう】
日本学術会議の梶田会長が菅首相と会いましたが、6名任命漏れについて納得いく説明がなかったと、梶田さんが報道陣にあかしました。
【静岡県知事記者会見 きょう】
川勝平太知事が、菅首相に対する発言を撤回しました。川勝平太さんが早稲田大学政治経済学部(主に経済学科)教授の時期に、同学部に通った橋下徹さんが遅きに失したという趣旨でツイッターで批判。私も川勝教授がいた時期に早稲田大学政治経済学部に通いましたが、橋下さんと同様に私も反知性主義者であり、そのターゲットの巣窟のような場所だったのかな、と感じます。私も両親は高卒で、上京してNC工作機械の独占販売で成功していますから、明らかに反知性主義者になりますよね。いや、この20年間日本経済が右肩上がりだったら、そうならなかったかもしれません。反知性主義は経済的な不満と結びついていると考えます。私の場合は、政治的な修羅場や正念場に来たときに、反知性主義が一気に爆発して、日常からのNHKアナウンサーのような話し方から、荒川河川敷での話し方に変異するので相手はとても驚き、傷つきます。だいたい友達を失ったのは、反知性主義が爆発したときに限られます。荒川河口付近で育った方なら察するでしょうが、足立区の不良や、荒川区の不良ではなく、私は北区の中小企業社長のボンボンですがひねくれたので荒川河川敷育ちだと吹聴しています。そういう人は他にもいるでしょう。46歳になって足立区の不良や荒川区の不良よりも、私の方が喧嘩が強いでしょう。2020年から2021年にかけての日本史において、私はどうふるまうか。ポルポトの手前での歯止め役になりたいとは思いますが、我慢していると爆発するかも。反知性主義は私の人生そのものに近いものがありますので、かかわっていきたいところです。トランプ大統領初当選からもうすぐ4年です。
国会は再来週召集されます。反知性主義的なうねりの中で、いろいろなことがありました。
【閣議 きょう令和2年2020年10月16日(金)】
閣議請議書のこより綴じ、青枠、請議大臣の公印、閣議決定後の請議大臣に対する命令書を、加藤官房長官が廃止した、と河野行革相が発表しました。
【予算委員会理事懇談会 同日】
閣議で予備費0・5兆円強が歳出された、と財務省から報告がありました。これについて、私は非常に強い懸念を持ちます。コロナ禍において、雇用調整助成金は効き目が抜群ですが、労働保険料を原資とした、雇用保険特別会計から出ていました。これは保険料です。しかし、きょうは税金から出すということになります。私はかねがね税金から出すべきだと考えていましたが、閣議決定による予備費でなし崩しで決めると、これから先は、税金から上限無くつぎ込めることにもなります。財政民主主義の重大事だと思います。
【野党ヒアリング きのう】
きのう、「第1回合同葬弔意要請に関する野党合同ヒアリング」が開かれました。中曽根元首相の自民党・内閣合同葬で、文部科学省が大学等に弔意を示すよう通達した問題。橋本首相はやって、宮澤首相はやってない、ということです。話が大きくなったら、反知性主義のうねりと合体しそうにも感じます。
【最高裁 今週】
正規と非正規の間の、賞与、退職金、手当に関する判決があり、手当の支給が認められました。菅首相による恣意的な人事だともされる山口厚裁判長が、日本郵便の非正規雇用者に年末年始手当を支給しなかったのは不合理だとしました。判決の広がりを懸念します。非正規が正社員と同じ仕事をしていたら、5年経てば無期雇用に転換する、というのが野党側の主張だったと思います。実は労働基準法の賃金支払いの原則の中に、手当というものの法的根拠はほとんどありません。「日本郵便には年末年始手当が必要だ」という納得のいく根拠のない規範(ノルム)が空気として流れるべきではない。非正規を正規にする。但し、アベノミクスと労働者派遣法2015年改悪法で、「転勤をしたくないのではなくて、転勤できるわけがない」正規相当の非正規が激増していると思います。月例基本給を上げるのが主眼である政策を立案すべきです。
【法律の執行状況 今週】
改正道路交通法によるあおり運転で初めて立件された被告が、地裁で罪を認めました。この報道で、あおり運転が厳罰化された改正道交法、と表現されています。あおり運転を、高速道路などで車の前に出て、その後、急減速して、ぶつからなかったケースを定義規定を書き込んで、罰則にした改正法です。なので、厳罰化したというよりも、罰則化した、という表現の方がいいように感じます。
【全世代型社会保障検討会議 きのう】
昨年12月の「中間報告」に盛り込んだ「年金支給年齢の75歳繰り下げ選択」を可能とする改正年金法は先の通常国会で審議され、なんの混乱もなく、成立しました。 6月に「最終報告」がでる予定でしたが、コロナ過で延期されていました。きのう、菅首相のもと会議が開かれ、12月に最終報告をまとめることになりました。後期高齢者医療制度の自己負担1割を年収ごとに3割ないし1割にする制度改正案がまとまり、法案として提出される公算が高まりました。「しんぶん赤旗」はけさ厚生労働省内の審議会の素案をスクープしましたが、かなり年収要件の天井が低く、多くの世帯で3割負担になるかもしれません。私は個人的には、高額医療制度のもとの3割負担に前から賛成ですが、これも、世代間ギャップの感情につけこんだ炎上が、ある一定程度におさまるように、私としては目を光らせていきたいところです。
【成長戦略会議 きょう】
「第1回成長戦略会議」が官邸で開催。竹中平蔵さんや、金丸恭文さんらが委員となりました。先週末廃止された未来投資会議と違い、議長が官房長官に格下げとなりましたが、第1回会合には菅首相も出席しました。今後の方向性は不透明ですが、経産省主導から違うラインの主導にしたいという思惑はあるでしょう。そこから先は、顔が見えない官邸官僚や民間委員が押しくらまんじゅうのように動かしていくのかもしれません。
【首相動静 きょう】
日本学術会議の梶田会長が菅首相と会いましたが、6名任命漏れについて納得いく説明がなかったと、梶田さんが報道陣にあかしました。
【静岡県知事記者会見 きょう】
川勝平太知事が、菅首相に対する発言を撤回しました。川勝平太さんが早稲田大学政治経済学部(主に経済学科)教授の時期に、同学部に通った橋下徹さんが遅きに失したという趣旨でツイッターで批判。私も川勝教授がいた時期に早稲田大学政治経済学部に通いましたが、橋下さんと同様に私も反知性主義者であり、そのターゲットの巣窟のような場所だったのかな、と感じます。私も両親は高卒で、上京してNC工作機械の独占販売で成功していますから、明らかに反知性主義者になりますよね。いや、この20年間日本経済が右肩上がりだったら、そうならなかったかもしれません。反知性主義は経済的な不満と結びついていると考えます。私の場合は、政治的な修羅場や正念場に来たときに、反知性主義が一気に爆発して、日常からのNHKアナウンサーのような話し方から、荒川河川敷での話し方に変異するので相手はとても驚き、傷つきます。だいたい友達を失ったのは、反知性主義が爆発したときに限られます。荒川河口付近で育った方なら察するでしょうが、足立区の不良や、荒川区の不良ではなく、私は北区の中小企業社長のボンボンですがひねくれたので荒川河川敷育ちだと吹聴しています。そういう人は他にもいるでしょう。46歳になって足立区の不良や荒川区の不良よりも、私の方が喧嘩が強いでしょう。2020年から2021年にかけての日本史において、私はどうふるまうか。ポルポトの手前での歯止め役になりたいとは思いますが、我慢していると爆発するかも。反知性主義は私の人生そのものに近いものがありますので、かかわっていきたいところです。トランプ大統領初当選からもうすぐ4年です。
インターネット版官報
Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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