ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

立修正「否決」自立修正「議決」政府原案「国賛成・立反対」へ、立憲は「笠」「重徳」の2ルートは「野田スーパー国対委員長」は「ホリエモン武部幹事長偽メール」で辞任時の「西沢ルート1本」を教訓としたか

2024年12月12日 08時29分10秒 | 214臨時215特別216臨時石破熟議
[写真]立憲民主党の笠浩史国対委員長、重徳和彦政調会長、各々おととし2022年とことし2024年に宮崎信行撮影。

 補正予算案は、きょう衆議院での採決をむかえ、立憲の重徳政調会長がまとめた「修正案」は否決、立憲の笠国対委員長と自民の坂本国対委員長(前農相で九州・森派所属)の「総則修正」は可決、森山裕さんら自公国3党幹事長合意も可決となります。が、立憲は政府原案に反対することから、自公与党は当初予算案の枠組みは一から考え直さないといけなくなります。

 立憲は「代表・政調会長一任」を提出前から党議で受けていました。予算案の修正議決は平成8年度当初予算案の「新進党の住宅金融専門会社に税金を使うなピケ・デモ」、平成21年度第2次補正予算の定額給付金削除の参議院での議決があります。国会の結論が「修正」となるのは平成8年以来となります。

 自民党内は森山一ルートであることが分かりましたが、立憲内には2ルートあることが分かりました。野田佳彦代表は両ルートを把握しつつ、当事者たちには違う受け答えをしたかもしれません。

 野田佳彦さんは、2008年頃、小沢一郎代表が「スーパー国対委員長・スーパー選対委員長」と呼ばれた頃に「民主党7奉行」として唯一広報委員長として役員会に入っていたときがあります。それに先立ち、野田さんは国対委員長をしていたことがあります。この際は堀江経営者が武部勤自民党幹事長に対して振り込みを依頼したとする「偽メール」について、「西沢元長野県知事のおいだと名乗る自称・ジャーナリスト」のルート1本で信じてしまい、偽造と分かり、辞任に追い込まれました。このため、2ルートを持つことで、2度目のスーパー国対委員長をしていると考えられます。

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