flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

旧大洲商業銀行

2008-01-11 00:00:00 | STRUCTURE-構造物残影-
(愛媛県大洲市 市指定文化財)
 臥龍山荘から再び町並みへと戻ると、肱川沿いの一角に煉瓦の建物が見えた。
明治33年、34年(1900-01)に建造された、本館煉瓦造瓦葺2階建て、延床面積256㎡と、倉庫棟煉瓦造瓦葺2階建て、延床面積313㎡、そして別棟煉瓦造平屋建て、40㎡からなる擬洋風建築(和洋折衷)の銀行建物である。
 戦後、警察署、商工会議所等に使用されたが、平成3年「おおず赤煉瓦館」という観光施設として生まれ変わった。
       
 大洲商業銀行の煉瓦積み方式は英式で、その一つに指の跡があるのが面白い。

※煉瓦積み方式
仏式…一列の中で、長手(細長い面)と小口(小さい面)を交互に並べ、次の段は入れ違いになるようにずらしていく積み方。
英式…長手の段と小口の段を段々に重ねていく積み方。
独式…長手をジグザグに積んでいく長手積み、小口をジグザグに積んでいく小口積みの方式。
コメント (2)
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