田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

’10 AMOEBA in 釧路

2009-12-22 17:09:30 | その他

 すでに10年を越える我々仲間の冬の恒例行事、「AMOEBAの会」が今回は釧路市で開かれ、一年ぶりに仲間と再会してきました。
 
 すでに何度もこのブログでも紹介している「AMOEBAの会」(昨年の投稿はこちら)です。今回は釧路管内の教育行政に関する役所に勤めるY氏が幹事となり、釧路市で開かれ先日参加してきました。
 前回は小樽市の温泉ホテルでじっくりと語り合う会でしたが、今回はなかなか訪れることのない釧路市をしっかり堪能してほしいと、Y氏が氏の人脈を駆使して粋な企画を用意してくれました。

 まずは教育大学の現状を知ってほしいと「教育大釧路校」を某准教授の案内で見学させてもらいました。
 時代の変遷を感じました。私たちが学んでいた40年前とは雲泥の差です。その施設の充実ぶりは目を見張る思いがしました。当たり前といえば、当たり前ですが・・・。
 施設の充実ぶりに比し、講義室の机・椅子の質素さが印象的でした。最近私は札幌市内の私学の公開講座を何度か受講していますが、どこも快適な机・椅子を備えています。それと比べると・・・。ここらあたりは私学と国立大学の違いなのでしょうか?
        
        ※ 教育大釧路校の前で記念写真を        

 続いて、「釧路遊学館」を訪ねました。ここでは館長さんが対応してくれました。
 遊学館とは青少年科学館と児童センターの機能を有した施設だそうです。釧路市内中心部に位置するこの施設は、展示物も新しく、新規事業も次々と打ち出して入館者数が好調に推移しているとのことでした。
 プラネタリウムも完備(私たちも楽しみました)し、修学旅行先としては最適な施設に思えました。

 次からは夜の部です。
 釧路の観光スポット「フィッシャマンズワーフMOO」の中にある「港の屋台」の一軒で、クジラの刺身や生の牡蠣など海の幸を堪能しながら、和やかに交流しました。いつ果てるともない交歓に一応のピリオドを打ち、釧路の歓楽街末広町に移動です。

 仲間内のリクエストで、創業50数年、炉ばた発祥の店という「炉ばた」を訪れました。
 歴史を感じる古い建物、薄暗い照明、煙で黒光りする内部の柱や梁、どれもこれも雰囲気が出ています。
 ばあちゃんが目の前の炭火で焼く魚や野菜はとても美味しく、酒もすすみました。
        
        ※ ばあちゃんが焼く魚や野菜は絶品です!

 翌日はこの「AMOEBAの会」の本番です。
 Y氏が手配してくれた「釧路芸術館」の一室で、それぞれの一年間の成果と課題を交流する場です。
 私以外は全員現役です。いつの時代も教育現場には課題が山積しています。彼らのレポートからそれらの課題解決のために悪戦苦闘している様子が読み取れました。
 この時の交流が私にとっては現役時代に還るひとときです。体験を語り、失敗談を披露し、彼らを励まします。現場での健闘を祈るばかりです。

 さて私はというと、この場が私自身の一年間を振り返る貴重な場になっています。ブログを読み返し、手帳を繰りながら、自分の一年をまとめてレポートにして提出しました。
 私には彼らのフロントランナーとして、良きにつけ悪しきにつけリタイア後の在り方を彼らに伝える義務があると思っています。
 今年もまた、それなりに充実した一年を送れたと振り返っています。
 そこで報告した私の一年をこのブログにおいても年末特集として綴っていこうかな、と考えています。

 さて、会の方は成果と課題の交流を終えた後、釧路芸術館の展示を見せていただき、その後釧路のソウルフードと言われている「レストラン泉屋」の「スパカツ」を頬張ってお開きとしました。
        
        ※ 「スパカツ」とは「スパゲティミートカツ」のこと。ご覧のよ
         うなボリュームが泉屋の売りだそうです。凄い量です!私
         にはとても食べきれませんでした。

 わずかな時間の中で釧路の要所をチェックし、その上それぞれの一年も振り返り交流することができた中味の濃い、心もお腹も満たされた二日間を過ごすことができました。