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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 2 八剣山(南口ルート)

2010-06-18 16:58:17 | 北海道低山紀行 & Other
 八剣山はその特異な山容から「実際に登ったらどのような山なのだろう?」と思っていました。実際の八剣山はその期待に違わず、岩石がむき出しになった山道や山頂は足を踏み外すと奈落の底へ、というスリリングな思いを味わわせてくれました。

        
        ※ 八剣山の特異な山頂部分です。山頂は一番右側の尾根です。
 
 空が晴れ渡っていたので、以前から憧れていた八剣山を登山することにした。近郊の低山登山は、その日になってから登山の決行を決めても十分間に合うのが利点の一つです。
 この日も家を出たのは朝の10時30分、およそ40分をかけて八剣山の南口の登山口に着きました。

        
        ※ 入山記録帳に記帳しているところです。

 南登山口には10数台が駐車することができる広場がありました。広場には入山記録を記すための小屋があり、そこで記帳した後さっそく出発です。
 登山口からいきなりの急な登りにびっくりです。

        
        ※ 登山口付近のいきなりの登りです。

 しばらくそうした登りが続き、ようやく穏やかな山道に出ると中央口との合流点がありました。

        
        ※ 中央口からとの合流点で、この辺りは比較的平坦です。

 合流点からしばらく行くと、本格的な登りが始まります。

        
        ※ ご覧のような本格的な登りが始まりました。

 15分ほどで視界が開ける尾根に出ます。
 ここからが八剣山のスリリングな登りの開始です。

        
        ※ 左側の大きな壁を巻いて尾根に出るのです、真ん中下
         に細い登山道が見えます。        
        
 何せその山容が恐竜のステゴザウルスの尖った背中を思い出させるほどなのですが、さしずめ登山路はその尖った背中の上を歩いていくようなものなのです。
 登山路は人一人が通れるほどの幅しかありません。場所によっては登山路の両側は切り立った崖で、一歩踏み外すと大変なことになってしまいます。

        
        ※ 右も左も一歩踏み外せば崖から転げ落ちます。

        
        ※ この尾根の向こうに頂上が待っていました。

 そうしたスリリングな崖の上を登りを続けること約15分、ようやく山頂に到達しました。山頂は10人も立てば(座ると5~6人?)満杯になるほどの狭さです。

        
        ※ 山頂の標識は杭に板を貼り付けた簡単なものでした…。

 しかし、眺望は抜群です。360度に視界が広がり、眼下に川や畑、人家が箱庭のように広がります。
 吹き渡る風も心地よく、しばし一人幸福感に浸りました。

        
        ※ 眼下に広がる箱庭のような景色です。

 登山にかかる時間は短いものの、岩場が多くスリルに富んだ登山路は登山の醍醐味を味わわせてくれた八剣山でした。

        
        ※ 山頂の隣にあった峰です。そちらにも登った跡が見えました。

※ 八剣山は登山より、むしろ下山が難しい山と見ました。私は二度ほど足を滑らしそうになりヒャッとしました。雨でも降っていたらもっと滑ったかもしれません。

【八剣山(南口ルート)登山データー】
標  高  498m
駐車場   有り(10数台駐車可能)
行  程  登山口→(10分)→中央口合流点→(15分)→尾根→(15分)→山頂
時  間  登山(約40分)、下山(約30分)
登山日   ‘10/06/13