この度、一般市民が裁判に参加する裁判員裁判が札幌地方裁判所で行われました。今年度道内では初めての裁判員裁判ということでマスコミも注目し、たくさんの報道陣が駆けつけていました。三日間にわたって行われた裁判のほとんどを傍聴しましたので、その様子をドキュメント風にレポートしたいと思います。
14時25分、15分間の休廷後に再開された。
休廷している間に検察官側、及び証人席のところがすっぽりと覆われて傍聴人からは法廷が半分隠されたような状態になった。これは、この裁判に「被害者参加制度」が適用されたために、被害者が証言台に立ったときのプライバシーを保護するための措置であった。
再開後は検察側の立証手続きが行われ、数々の証拠品がモニターに映し出されたのだが、これも被害者が特定されるのを防ぐため傍聴者側のモニターは消されたままだったために私たち傍聴人にとってはもどかしい思いをしながら推移を見守る形になった。
証拠写真はまず№1~11まで微に入り細に入り丁寧に映し出され、説明されていった。
証拠写真11までいったところで15時15分となり、15分間の休廷となった。
15時30分再開後、被害者が証言台に立つ「被害者証人尋問」が行われた。
この尋問は女性検察官が被害者に質問する形で進められた。
例え姿は隠されているとはいえ、こうした場で被害女性が証言するのは大変なことだと思われた。答える声が小さく何度か裁判長から声を大きく発するよう促されていた。
しかし、証言の最後には「被告に厳罰を望む」というところははっきりと発言していたのが印象的であった。
「被害者証人尋問」が約15分間行われた後、弁護人側からこれまでの検察側の立証手続きや被害者承認尋問における矛盾点についての指摘がなされた。
それに続き、検察側の証拠品の№12~15の提示があったのだが、私は都合によりここで途中退席することになってしまった。
※ 第一日目の裁判の様子を伝える北海道新聞です。
ここまでの裁判の中で気付いたことが2~3あった。
それは私の前に着席していた被害女性の両親と思われる方が裁判中じーっと被告人を睨み続けている姿が印象的であった。一方、被告人はずーっとうつむいたままの姿に起こした事件を悔いている様子を窺い知ることができた。
また、この裁判に関わる関係者の数である。
前述したように裁判官が3名、裁判員が補助員も含めて8名、書記官が2名、法廷内で裁判進行をスムーズに進めるために配置された裁判所職員が6名、そして検察官4名、弁護人が2名、さらには被告人に付き添う看守が2名といった具合である。
一人の起こした事件を審理するために直接的に関わる人だけでも実に27名もの人々が関わっていることになる。
※ さらに続きは明日の№4に続きます。
14時25分、15分間の休廷後に再開された。
休廷している間に検察官側、及び証人席のところがすっぽりと覆われて傍聴人からは法廷が半分隠されたような状態になった。これは、この裁判に「被害者参加制度」が適用されたために、被害者が証言台に立ったときのプライバシーを保護するための措置であった。
再開後は検察側の立証手続きが行われ、数々の証拠品がモニターに映し出されたのだが、これも被害者が特定されるのを防ぐため傍聴者側のモニターは消されたままだったために私たち傍聴人にとってはもどかしい思いをしながら推移を見守る形になった。
証拠写真はまず№1~11まで微に入り細に入り丁寧に映し出され、説明されていった。
証拠写真11までいったところで15時15分となり、15分間の休廷となった。
15時30分再開後、被害者が証言台に立つ「被害者証人尋問」が行われた。
この尋問は女性検察官が被害者に質問する形で進められた。
例え姿は隠されているとはいえ、こうした場で被害女性が証言するのは大変なことだと思われた。答える声が小さく何度か裁判長から声を大きく発するよう促されていた。
しかし、証言の最後には「被告に厳罰を望む」というところははっきりと発言していたのが印象的であった。
「被害者証人尋問」が約15分間行われた後、弁護人側からこれまでの検察側の立証手続きや被害者承認尋問における矛盾点についての指摘がなされた。
それに続き、検察側の証拠品の№12~15の提示があったのだが、私は都合によりここで途中退席することになってしまった。
※ 第一日目の裁判の様子を伝える北海道新聞です。
ここまでの裁判の中で気付いたことが2~3あった。
それは私の前に着席していた被害女性の両親と思われる方が裁判中じーっと被告人を睨み続けている姿が印象的であった。一方、被告人はずーっとうつむいたままの姿に起こした事件を悔いている様子を窺い知ることができた。
また、この裁判に関わる関係者の数である。
前述したように裁判官が3名、裁判員が補助員も含めて8名、書記官が2名、法廷内で裁判進行をスムーズに進めるために配置された裁判所職員が6名、そして検察官4名、弁護人が2名、さらには被告人に付き添う看守が2名といった具合である。
一人の起こした事件を審理するために直接的に関わる人だけでも実に27名もの人々が関わっていることになる。
※ さらに続きは明日の№4に続きます。