カッコよく言えば、壮大な自然が織りなすドラマとでもいうのだろうか…。夜明け前、宮島沼をねぐらとする幾千、幾万というマガンの群れが眼前を飛び立つ様は圧巻であった。
午前4時、宿泊したホテルで目を覚ました私は準備を慌ただしく済ませてホテルが用意したバスに乗り、宮島沼には午前5時前に着きました。
あたりはまだ真っ暗だったのですが、沼からはマガンたちの発する鳴き声が耳を弄するばかりに聞こえてきました。(ちとオーバーかな?)

※ まだ早い時間、沼面全体にマガンが広がり鳴き声を上げていました。
観察小屋に行き、沼面を双眼鏡で見てみると、いるいるいる…。沼面を埋め尽くさんばかりにマガンが沼面を占めています。
昨夕の「ねぐら入り」のときは、私たちが沼面近くで観察していたため、遠くに着水していたのですが、夜の間に沼面全体に広がったようです。
そのマガンたちを刺激しないように、朝はマガンからは見えにくい位置に立つ観察小屋から「ねぐら立ち」を観察することになっているそうです。

※ 観察小屋の隣の空き地で飛び立ちところを撮影しようと待ち構えている人たちです。
マガンの「ねぐら立ち」は日の出前くらいがクライマックスとのことですが、今日の日の出時刻は5時50分でした。あたりが少しずつ明るくなりかけた午前5時30分ころ少数ですが飛び立つマガンの姿が見えました。
すると、それが合図のように徐々に飛び立つマガンの姿が目立ち始めました。しかし、大集団はまだまだ沼面で待機している状態でした。

※ 大集団が飛び立つ前に飛び立った小さな集団です。
時刻は何時何分だったのでしょうか?何が合図だったのでしょうか?
突然、大集団が沼面から飛び立ちました。ワーッという感じで沼面の上空をマガンたちが占めました。
そうした大集団の飛び立ちが2度、3度あったでしょうか…。私たちは静かな歓声を上げながらマガンの集団を追っていました。
まさに大自然が繰り広げる壮大なドラマそのものといった感じです。
気づくと沼面にはわずかなマガンしか残っていませんでした。

※ 大集団が沼面から飛び立った瞬間です。

※ 上空にも相当な数のマガンが餌場に向けて飛び立ちました。
昨日の宮島沼水鳥センタースタッフの講習会で、マガンたちはロシア極東で夏の間繁殖し、宮島沼を中継地として宮城県の伊豆沼、内沼などで越冬し、来春再び宮島沼を中継してロシア極東に帰るとのことでした。
宮島沼では渡りの長旅の疲れを癒し、体力をつけて宮城県に飛び立つとのことです。そのためには広大な水田の落ち穂が餌となる空知地方はマガンにとって最適な中継地だということです。しかし、それは空知地方の農家にとっては頭の痛い問題でもあると、スタッフはマガンたちの影の面も隠さず語ってくれました。(水鳥センターでは農家と水鳥たちの共生が課題だそうです)

※ 沼面の反対側には太陽が昇り、空は朝焼け色になっていました。
さて、私にとっては若干残念だったことも記しておかねばなりません。私はマガンたちの「ねぐら立ち」のことを、沼面に浮かぶマガン全てが一斉に飛び立つのではないかと思っていました。しかし、実際には幾度にも分かれての飛び立ちでした。考えてみれば、むしろそれが当然なのかもしれませんが、少し残念に思ったところです。(スタッフによると、時には一斉の飛び立ちのときもあるとのこと)
水鳥センターに掲示されていた飛来数の予測によると、今月10日あたりが最大になるのでは、と予想していました。
まだ未体験の方は一度体験されてみてはいかが?
※ 写真はいずれも説明ほどの迫力あるものとはなっておりませんが、素人ゆえご容赦を!
午前4時、宿泊したホテルで目を覚ました私は準備を慌ただしく済ませてホテルが用意したバスに乗り、宮島沼には午前5時前に着きました。
あたりはまだ真っ暗だったのですが、沼からはマガンたちの発する鳴き声が耳を弄するばかりに聞こえてきました。(ちとオーバーかな?)

※ まだ早い時間、沼面全体にマガンが広がり鳴き声を上げていました。
観察小屋に行き、沼面を双眼鏡で見てみると、いるいるいる…。沼面を埋め尽くさんばかりにマガンが沼面を占めています。
昨夕の「ねぐら入り」のときは、私たちが沼面近くで観察していたため、遠くに着水していたのですが、夜の間に沼面全体に広がったようです。
そのマガンたちを刺激しないように、朝はマガンからは見えにくい位置に立つ観察小屋から「ねぐら立ち」を観察することになっているそうです。

※ 観察小屋の隣の空き地で飛び立ちところを撮影しようと待ち構えている人たちです。
マガンの「ねぐら立ち」は日の出前くらいがクライマックスとのことですが、今日の日の出時刻は5時50分でした。あたりが少しずつ明るくなりかけた午前5時30分ころ少数ですが飛び立つマガンの姿が見えました。
すると、それが合図のように徐々に飛び立つマガンの姿が目立ち始めました。しかし、大集団はまだまだ沼面で待機している状態でした。

※ 大集団が飛び立つ前に飛び立った小さな集団です。
時刻は何時何分だったのでしょうか?何が合図だったのでしょうか?
突然、大集団が沼面から飛び立ちました。ワーッという感じで沼面の上空をマガンたちが占めました。
そうした大集団の飛び立ちが2度、3度あったでしょうか…。私たちは静かな歓声を上げながらマガンの集団を追っていました。
まさに大自然が繰り広げる壮大なドラマそのものといった感じです。
気づくと沼面にはわずかなマガンしか残っていませんでした。

※ 大集団が沼面から飛び立った瞬間です。

※ 上空にも相当な数のマガンが餌場に向けて飛び立ちました。
昨日の宮島沼水鳥センタースタッフの講習会で、マガンたちはロシア極東で夏の間繁殖し、宮島沼を中継地として宮城県の伊豆沼、内沼などで越冬し、来春再び宮島沼を中継してロシア極東に帰るとのことでした。
宮島沼では渡りの長旅の疲れを癒し、体力をつけて宮城県に飛び立つとのことです。そのためには広大な水田の落ち穂が餌となる空知地方はマガンにとって最適な中継地だということです。しかし、それは空知地方の農家にとっては頭の痛い問題でもあると、スタッフはマガンたちの影の面も隠さず語ってくれました。(水鳥センターでは農家と水鳥たちの共生が課題だそうです)

※ 沼面の反対側には太陽が昇り、空は朝焼け色になっていました。
さて、私にとっては若干残念だったことも記しておかねばなりません。私はマガンたちの「ねぐら立ち」のことを、沼面に浮かぶマガン全てが一斉に飛び立つのではないかと思っていました。しかし、実際には幾度にも分かれての飛び立ちでした。考えてみれば、むしろそれが当然なのかもしれませんが、少し残念に思ったところです。(スタッフによると、時には一斉の飛び立ちのときもあるとのこと)
水鳥センターに掲示されていた飛来数の予測によると、今月10日あたりが最大になるのでは、と予想していました。
まだ未体験の方は一度体験されてみてはいかが?
※ 写真はいずれも説明ほどの迫力あるものとはなっておりませんが、素人ゆえご容赦を!