温めていた計画を遂に明かすことにします。中山道の「木曽路」約８０キロを五日間かけて歩いてみようと思います。「なぁ～んでわざわざ長野県まで行ってぇ～」と思われる方もいるのではと思いますが、私の中の何かが弾けたのです…。
実はこの計画は今年の春に実行しようと思っていました。そんな時、東北地方が３．１１の大震災に襲われました。私の気持ちはすっかり萎えてしまいました。
観光行政に携わる知人からは「震災で観光客が激減しているからこそ行ってやるべきだ」と肩を押されましたが、萎えた私の気持ちは動きませんでした。しかし、知人の声はいつも私の中では残り火のように燻っていました。
震災から半年、私の中にもようやく吹っ切れたものを感じることができるようになりました。燻り続けた知人の声が一段と聞こえてくる中、憧れていた「木曽路行をやってみよう！」との思いに至りました。
なぜ木曽路なのか？
たまたま私が読んだ本の中に「日本縦断徒歩の旅 ～６５歳の挑戦」（石川文洋著）という本があり、「へぇ～、６５歳でも徒歩で日本縦断をする人がいるんだぁ～」と驚いたのでした。
それを真似することはとてもできないけれど、普段取り組んでいる登山やウォーキングの延長として私なりのビッグイベントを創りたいなという思いが沸いてきました。
四国八十八か所の旅、熊野古道の旅、などなど思い浮かべた結果、「古の姿が色濃く残る木曽路を歩いてみよう！」という思いに至ったのです。
以来、意識的にウォーキングや山登りの頻度を増やして体力づくりに努めています。
計画では、２３日に東京まで移動し、２４日から本格的なウォーキングを開始しようと計画しています。
旅というと物見遊山的なものがほとんどですが、私の中ではそれを良しとしない部分が今のところ少なからずあるようなのです。
今回の旅では、２４日7.3Km、２５日19.8Km、２６日22.0Km、２７日22.9Km、２８日7.8Kmを歩く予定です。
アリンコの目線で見る木曽路はどのような姿を見せてくれるのでしょうか？？？
出発は２３日、それまでいろいろと今回の旅関連を書き綴りたいと思います。