田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

樽前ガロー

2011-10-04 21:07:40 | 道内の旅

 ある団体の二日日程で実施された観楓会から帰ってきました。二日目のハイライトは「樽前ガロー」です。行程の中に「樽前ガロー」を入れることを強く主張した私としては、参加者の満足そうな表情を見て、私もまた満足でした。

 
 観楓会二日目の行程は、カルルス温泉のホテルを出て、「樽前ガロー」~苫小牧の「ぷらっとみなと市場」~「道の駅 ウトナイ湖」~「苫小牧西港埠頭」(車窓見物)~「道の駅 花ロードえにわ」~「札幌」という行程でした。
 
 その中、やはりハイライトは「樽前ガロー」でした。樽前ガローのことについては、以前のこのブログで詳しく説明しているのでそちらを参照していただきたいと思います。(そのページはこちらをクリックください。 
 期待していた紅葉に包まれた「樽前ガロー」にはまだ少し早かったようですが、表面をびっしりと苔に包まれた高さ5mの切り立った崖、その崖に囲まれた空間を樽前川が流れる素晴らしい景色は以前と変わらずそこにありました。

          

 この光景を樽前川に架かる橋の上からただ眺めるだけではその魅力を十分には感じ取ってもらえない。事前視察で川床まで下りる道を見つけていた私たちとしては、なんとか川床まで下りてその魅力を感じてもらいたいと思っていました。
 しかし、参加者の平均年齢は70歳を超えているという。無理せず行ける人だけ行っていただく、という案内で川床のところまで案内しました。多くの参加者が川床まで下りてくれました。そしてその素晴らしさに歓声を上げる人もいました。
 幸いだったのは天候が昨日と違いきれいに晴れあがっていたため、川床にいたる道がわりあい乾いていたことが幸いしました。

 他の見物場所が乗用車などでわりあい立ち寄りやすい場所なのに比べ、なかなか訪れることのできない「樽前ガロー」は参加者にとっても新鮮な思いを抱いてくれたようです。
 同じように崖に苔が張り付いたビューポイントとして支笏湖側の「苔の洞門」が有名ですが、観光地化されていない「樽前ガロー」の方が魅力的なのでは、と私は思います。
 ぜひ一度訪れてみる価値のあるビューポイントだと思います。

          

 それにしても団体旅行のお世話役はなかなか大変です。予算のない団体の旅にはもちろん案内ガイドなどはいません。案内ガイドを務め、日程の微調整に絶えず神経を払い、参加者の安全に気配りする、といった具合に気の休まる暇がありません。
 帰宅した私はすっかり疲れ果てていました。
 しかし、それは参加者が満足してくれたらしいことを確認できた安堵の疲れだったのかもしれません…。

※ なお、写真の方は以前のブログの投稿の時の方が良い出来ではと思います。ぜひそちらも覗いてみてください。