田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市次世代エネルギーパーク

2011-12-23 19:02:47 | 札幌(圏)探訪
 オヤジの会は北海道神宮に続いて、円山動物園を訪れた。動物園といっても動物を見るために訪れたのではありません。動物園内に設けられた「次世代エネルギーパーク」を見学に訪れたのです。 

 次世代エネルギー…。この言葉を聞いてどのようなことを思い浮かべるだろうか?

 放射能や二酸化炭素とは無縁のエネルギー、太陽光・太陽熱・風力・波力…、などを思い浮かべることでしょう。
 札幌市では円山動物園を次世代エネルギーパークとして位置づけ、動物園内に太陽光発電・太陽熱利用・木質バイオマス・風力発電・雪冷熱利用などの施設を設置しています。
 エネルギーパークのインフォメーションセンター的役割を果たしているのが、動物園の正門を入って直ぐ右手にある動物科学館です。
 そこで私たちは札幌市環境局のエコエネルギー推進課の方からお話を伺いました。

          
          ※ 「動物科学館」の表示の下に「次世代エネルギーパーク」の表示が見えます。

 次世代エネルギーパークは資源エネルギー庁の助成事業だということですが、円山動物園では11月19日(土)から本格オープンしたということで、まだまだ市民の認知度は低いのかもしれません。
 円山動物園内に設置してある次世代エネルギーを紹介すると、
 まず説明を受けた動物科学館の屋根には太陽光発電が設置され館内の照明に利用されています。また、木質ペレットボイラーが館内の暖房を担っています。
 展望レストハウスでは風力発電と太陽光発電が、は虫類・両生類館ではペレットボイラーと太陽光発電が、エゾシカ・オオカミ舎では太陽光発電が、といった具合に設置されています。
 ただし、いずれもが必要エネルギーの全てを満たすことにはなっていません。各施設の必要エネルギーの一部を賄っているという状況です。
 なお、雪冷熱を利用して夏の期間レッサーパンダ舎を冷やす装置は平成24年に完成予定とのことでした。

          
          ※ 動物科学館内の暖房を賄うペレットボイラーがガラス越しに見えるようになっています。

 札幌市が次世代エネルギーパークを円山動物園内に設置したのは、「いのち」と「エネルギー」について考えてもらうキッカケとなることを願っているようです。動物たちとのふれあいを楽しみながら、地球の環境問題や次世代エネルギーを身近に体験することができる施設が、たくさんの市民が集まる円山動物園内にできたことは意義あることだと思います。

          
          ※ まったく動物を見なかったわけでなく、冬を迎えて元気になったレッサーパンダの動きを観察しました。

 さて、この動物科学館内で「触れる地球」なる、素晴らしい展示機器と遭遇しました。明日のブログでレポートします。