田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市消防音楽隊コンサート

2016-02-01 23:07:03 | ステージ & エンターテイメント
 職務を遂行しながら音楽活動を続け、音楽を通して消防意識の啓発活動を続ける消防音楽隊ならではの選曲によるコンサートだった。軽快な音楽の数々に心地良く聴き入った一夜だった。 

       

 少し時間が経過してしまったが、1月26日(火)夜、キタラにおいて「札幌市消防音楽隊 119ニューイヤーコンサート2016」が行われ参加してきた。
 参加できたのは知人H氏が私の名も書いて応募してくれていたからで、H氏には感謝である。

 これまで私は同種の音楽活動をする、陸上自衛隊(北部方面音楽隊)、北海道警察音楽隊のコンサートは何度か聴いていたが、消防音楽隊は初めてであった。
 前記二つの音楽隊の隊員が音楽活動を任務としているのに対して、札幌市消防音楽隊はどうやら消防任務をこなしながら音楽活動も併せて行っているようである。正確なところは知る由もないが、隊員一人ひとりの所属先が明記されていたことからそう推察することができた。

           

 コンサートは、「名探偵コナンメインテーマ」の軽快な演奏でスタートした。選曲がユニークだなぁ、と思った。いわゆる万人向きの選曲がなされていた。ここに、音楽隊が誰からも愛され、そこから消防意識の啓発を図るという、音楽隊の意志を感じ取ることができた。ちおみに、プログラム全曲を紹介すると…。
【第1部】◇名探偵コナンメインテーマ ◇青い山脈 ◇糸(中島みゆき作曲) ◇リトル・マーメイド・メドレー ◇虹と雪のバラード ◇子象の行進 ◇ひまわり(映画音楽)
 ◇ジャパニーズ・グラフティーⅣ(君といつまでも、お嫁においで、サライ)
【第2部】(ゲスト カルテットクォークの演奏) ◇アイネクライネナハトムジーク第1楽章 ◇チャルダシュ ◇川の流れのように ◇ソーラン節 (以下は消防音楽隊との合同演奏) ◇函館の女 ◇花は咲く ◇ブラジル

          

 隊員は30数名である。で、音楽的にはどうだったか?ということについては、それを問うのは無理があるだろう、というのが私の思いである。
 先にも書いたとおり、彼らは消防任務をこなしながら音楽活動も並行して行っているのである。そのことだけで敬服に値すると私は思う。無理を云うべきでないし、求めるべきでもない。だからと云って、彼らのレベルが劣っていると云っているわけではない。キタラの大ホールに、満員の観客を呼びこみ堂々と演奏を披露したのだから…。

 曲の合間に、消防隊らしくしっかりと消防意識の啓発活動を楽しく披露した場面も好ましかった。
 これからも札幌市消防隊が市民に愛されながら、音楽を通して市民の消防意識の啓発に努められることを願いたいと思いながら、軽快な音に聴き入ったコンサートだった。