田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

石狩川河岸遡行を断念!

2016-02-29 16:08:47 | 冬の石狩川河岸遡行スノーシュートレッキング

 いくらなんでも暴風雪警報が発令されている中を突っ込んでいくことはできなかった…。今日、明日と宿泊をしながら「冬の石狩川河岸を遡る」プロジェクトを敢行予定だったが、自然の猛威には逆らえない、潔く(?)断念を決めた。 

            

 私のスケジュール、時期的な雪の状況などから、今日(29日)と明日(3月1日)の二日間、石狩川の河岸をスノーシューで遡る予定を立て、宿泊するところも予約していた。
 天気予報は良くはなかったが、なんとかなるのでは、という安易な考えから前夜には中止は考えていなかった。

 今朝、4時半に 目覚ましの音で起床し、窓の外を見たところ、雪が横殴りに降っていた。その時点で弱気になっていたのだが、5時のNHK・TVの天気予報を見ると、最悪の予報となっていた。本日予定している浦臼町には暴風雪警報が発令されているではないか!
 これですっかり観念した。
 宿泊を予約していた「浦臼町休養村センター」に朝早くから電話を入れ、キャンセルを申し入れ、私は再びベッドに急行したのだった。

            

 さあ、これで私のスケジュールで次に空いているのは3月6日以降である。しかし、春がかなり速い速度で迫ってきている。
 今年の到達目標をシーズン前に「せめて滝川までは」と考えていたが、そのためにはこれから3日間は必要になる。天気予報を睨みながら、さらにはスケジュールを調整しながら、なんとか目標達成を目ざしたいと思っている。

            

 ここで本日のブログを終わりとすれば、私の好感度(そのようなものは、元々ないのだが…)も落ちずに済むのに、きわめて露悪趣味のある私は、ここで私が先日投函した手紙を披露したいと思う。
 それは、私が今回のスノーシュートレッキングに取り組む中で、触れ合った浦臼町役場職員の親切な対応に感激したことをどうしても上司である浦臼町長さんに伝えたいとの思いを抑えきれずに出した手紙である。
 私の行為が浦臼町のために少しはお役立てできるのではないか、との思いから投函したのだが、はたして私の思いはその通り受け止めてもらえるだろうか?
 以下、原文の写しである。私の露悪趣味を笑ってやってください。


拝啓

 春の陽射しも感じられるようになってまいりましたが、町長様におかれましては多忙な日々を送られているものと推察いたします。
 さて、私は札幌市に住む退職後、間もなく10年を迎えようとしている高齢者です。
 本日は、私が浦臼町役場の若い職員の方々から受けた親切な対応について、ぜひ町長様のお耳に入れたいと思い、パソコンに向かっております。

 私は高齢になりましたが、まだまだ老いたくないとの思いから積極的に体を動かすことを趣味としております。その一環として、冬はスノーシューを駆って山野を歩くようにしています。
 実は3年前から、石狩川の河岸を上流に向かって遡るという、他人が聞いたら「なんとバカげたことを!」と言われそうなことに取り組んでおります。
 3年目の今年は現在、月形町から浦臼町の付近に差しかかっております。
 その中で浦臼町役場職員と触れ合うことが何度かあり、感激したことについてお伝えいたします。

 一つは、浦臼町を通過するに際して、泊を伴って歩くことを計画しました。その際、浦臼役場の観光係に電話をさせていただき、浦臼町の宿泊事情をお伺いしました。すると、若い担当者は「浦臼町自然休養村センター」を紹介してくれました。その宿泊にあたって、私の方の事情がありましたので、その旨を相談させていただいたところ、担当者は一度電話を切って、休養村センターと連絡を取ってくれて、私の問題点の解決に協力してくれました。担当者(若い声でした)の親切な対応に感激しました。

 二つ目です。私は2月20日の日に晩生内の〔美浦大橋〕から〔奈井江大橋〕まで歩き、浦臼の街に戻ってきて、浦臼駅からJRで帰ろうとしていました。列車の発車まで時間があり、空腹を覚えていたので駅近くを歩いていた若い人に「近くに食事処はありませんか?」と問いました。すると、その若い方は役場職員ということでした。その方はただ食事処の場所を教えてくれるだけではなく、役場を通過して食事処を私が目視できるところまで案内してくれました。この親切な行為にも私は感激しました。

 三つ目です。その食事処で食事をした後、札幌へ帰宅したのですが、帰宅途中に携帯電話(スマホ)を紛失してしまったことに気付きました。帰宅後に、食事をしたところはもちろん、警察などあらゆるところに問い合わせをしましたが見つかりませんでした。
 翌朝、浦臼駅の可能性も捨てきれないのでJRに問い合わせると、駅舎は浦臼町役場の管轄だと突き放されました。そこで役場は休日でしたが問い合わせをさせてもらいました。すると、若い当直の職員の方が対応してくれました。(後ほど判明したのですが、彼は本来の当直の方が見回りをする間を担当した方だったようです)すると、「少し時間をください。調べてみます。」と一度電話を切りました。そして10数分後、彼から電話がかかってきました。「駅舎まで行って、あちこち調べたが、携帯電話は見当たりませんでした」という回答でした。私は、きっと駅舎を管理されている方に問い合わせてくれるものと、思っていたのですが、自らが駅舎に赴いて調べてくれたということに、またまた感激しました。
(結局、スマホは食事をしたところから発見され、事なきを得ました)

 以上のように、わずかな時間の間に浦臼町の役場職員の方にすっかりお世話になってしまいました。しかも、どの方もとても親切な対応をしてくださり、お手紙を書かずにはいられないほど感激してしまいました。
 私のこの体験から、おそらく浦臼町役場では日常からそうした対応を心がけようとする職場風土ができているのだろうな、と想像した次第です。このことは上司である町長様をはじめ、諸先輩のご指導がゆきとどいていることでもあると推察するところです。
 私はウォーキングも趣味で、2年前の9月に浦臼町が設定したフットパスコースを歩いた経験もあります。豊かな田園地帯が広がる町内をぐるっとおよそ9キロを一周させていただきました。

 私のスノーシューの次回は〔奈井江大橋〕から新十津川方面に向かって進むことになり、その際に休養村センターに1泊させていただく予定にしています。
 素晴らしい職員の方々がマチづくりをリードする浦臼町が今後ますますご発展されることを祈念し、お礼のお手紙といたします。
 町長様、そして職員の皆さま、ありがとうございました!

                                                敬具