田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

青野の逆転優勝を目撃! スノボWC

2016-02-14 15:10:09 | スポーツ & スポーツ観戦
 スノーボード・ハーフパイプWC札幌大会で青野令選手が見事な逆転優勝を遂げ、会場はおおいに沸いた。青野選手の優勝を喜びながらも、もう少し観戦する側に配慮した大会にならないものか、と感じたWC札幌大会だった…。  

          

 今日(2月14日)、札幌盤渓スキー場で「スノーボード・ハーフパイプWC札幌大会」の決勝戦が行われた。ハーフパイプ競技の観戦は未体験であり、WCということもあり観戦を決めた。
 今日は朝から雨が降るという悪コンディションだったが、競技中は小雨となり観戦にはそれほど支障はなかったものの、選手にはボードの滑りなどで影響があったと思われる。

          

 観戦料1,000円を払い会場に入ったが、観戦スペースはコースのゴール地点に限られていた。私はコースサイドから観戦できるものと思っていたのだが、そこは関係者以外は立ち入ることができないように規制されていた。
 限られたスペースに観戦客は1,000人くらいいただろうか?幾重にも観戦客が重なり、観戦するのも、写真を撮るのも難しかった。

          
          ※ 観戦スペースは写真のようにゴール下だけだった。コース脇にも観戦ペースを設けては?

 出場選手は女子6名、男子10名と意外に少ない感じがした。2日前に行われた予選で選手が絞られたためだろうか?
 日本選手は、女子に松本遥奈、大江光の2選手が、男子で青野令、平岡卓、平野歩夢、片山來夢の4選手が出場した。
 大会は一人が3本滑り、その中のベストパフォーマンスで順位を競うという規定だった。

          

          ※ 遠いところから望遠で何枚も、何枚もトライしてなんとか見られるものをチョイスした3枚である。

          

          
          ※ 1本目の着地に失敗した平野歩夢選手が、2本目に向かうところです。

 女子の部の日本選手は振るわず、表彰台は中国の2選手にワンツーフニッシュを許してしまった。
 男子は好試合が続いた。青野選手が好調だったようで2本目を終え、3位に付けていたが、3本目のトライで見事な大技を決めて優勝を決めた。青野選手はその3本目で5度のパフォーマンスを試みたが、その全てを成功させ、特に最後にはそれまで誰も見せていなかった横回転の技が見事に決まったのが大きかったのではないか、と思った。
 また、3位にはこれも最後のトライできっちりと技を決めた片山選手が見事に銅メダルをゲットした。

          
          ※ 男子で表彰台を占めた三選手です。

          
          ※ 女子の優勝者 中国のCAI選手です。

 日本選手が活躍したこと自体は嬉しいのだが、大会運営については少々注文がある。
 まず、前記したが観戦スペースについてである。コースのゴール下にしか観戦スペースがないのはどうしたものか?コース脇のスペースは空いているのだ。
 おそらく大会運営上、支障があるということなのだろうが、競技により親しみが持て、盛り上がるための工夫をもっとすべきではないかと思うのだが…。何せハーフパイプの場合は、スタート直後の第一演技(パフォーマンス)が最も派手な演技をする選手が多いのだが、観客はそれを遠くから眺めるしかないのだ。
 そういえば、以前に富良野でアルペンのWCを観戦した際はコース脇にも観戦スペースが用意されていたのだが、その位置は旗門から遥か遠くに用意されていてガッカリした経験もある。競技の迫力をできるだけ間近で味わってもらう工夫をもっとすべきと思う。

          
          ※ 会場には2枚の日の丸が翻りました。

 さらに今回気になったことがあった。それは競技のリザルト(結果)が表示されなかったことだ。普通はどんな小さな大会でも、観戦者のめに競技が終わった時点でリザルトが表示される。関係者に尋ねたが、その用意はないようだった。
 権威あるWCの大会でそうしたサービスがないとはどういうことなのだろう?観客サービスという点でもう少し考慮していただきたいと思った。

 このブログを投稿する時点では、まだ青野選手のパフォーマンスをYou Tubeに投稿された方がいないようなので、公式練習のものをコピーしておく。いずれ青野選手のものが投稿された際は差し替えようと思う。

 さあ、今夜はアイスホッケーの平昌五輪の第二次予選の対ウクライナ戦が月寒体育館で行われるので、これから観戦に向かう予定である。なかなか忙しい。