田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

アイスホッケージャパン際どく勝利!

2016-02-15 11:39:35 | スポーツ & スポーツ観戦
 手に汗握る緊迫した攻防だった!平昌(ピョンチャン)五輪の出場をめぐるアイスホッケー男子の2次予選、全勝同士の対決となった日本 対 ウクライナの一戦は、どちらが勝ってもおかしくないスリリングな試合となったが、日本が際どく勝利し、最終予選に駒を進めた! 

               

 予告していたとおり、昨夜(14日)月寒体育館で行われた代表決定戦となる日本 vs ウクライナの一戦を観戦するために出かけた。
 寒さ対策にがっちり着込み、温かい飲み物を用意したのは良かったのだが、ここで私は肝心のカメラを忘れるという失態を演じてしまった。スポーツ観戦時だけに活躍する20倍ズームのカメラを忘れてしまい、ガッカリだった。仕方なく、スマホのカメラ機能を使うことにしたのだが、スマホのカメラ機能をほとんど使ったことがなかったので不安だった。

          
          ※ 大会会場の月寒体育館の入口です。午後5時なので辺りは薄暮状態でした。

 会場には試合開始1時間前に到着したのだが、席はほとんど埋まっていた。(というのも、チケットはその前の試合のクロアチアvsルーマニア戦と共通だったからだ)それでも単独観戦だったので、バックスタンド側になんとか席を確保することができた。

          
          ※ 試合前の両チームのウォーミングアップの様子です。黒が日本、黄色がウクライナです。

 試合は予定どおり、午後6時にフェイスオフされ始まった。
 第1ピリオド、アイスホッケーの技術では私の目から見ると、残念ながらウクライナの方が一枚上手に見えた。だから自然と日本は反則を犯してしまうことが相次いだ。
 反則を犯すとマイナーペナルティで2分間退場となり、その間は一人少ない人数で戦わなければならない。この時間帯は、非情の危険な時間帯である。再三のピンチを日本のGKの福藤がなんとか防いで凌ぐという展開になった。

          
          ※ ウクライナのチャンス、日本の防御の場面です。

 この試合、日本は総計で11回のマイナーペナルティを喫した。ということは、単純に計算すると、60分間の試合中、実に22分間は一人少ない選手で戦っていたことになる。(実際には相手チームも同じ時間帯に反則を犯していたことがあったので、22分よりは少ない時間ではあるが…)
 反則もやむなしという場面もあるが、ピンチを自ら招く行為はできるだけ減らしたいものだ。
         
 第2ピリオドも一進一退の展開となった。私の目からは日本にも少しずつチャンスの回数が増えてきたかな?という印象だった。しかし、両チームともGKを中心とした守りがしっかりしていて、ゴールを割らせることがなかった。
 「これは一点勝負になりそう。どちらに勝利が転がり込むか分からない展開になってきたぞ」という思いながら戦いを見守っているうちに第2ピリオドも両チーム無得点で終えた。

          
          ※ 第3ピリオド(?)フェイスオフの場面です。

 私は以前にアイスホッケーの観戦をした際に、屋内での競技なのにとても寒い思いをした記憶があった。それで、今回はかなり厚着をしたつもりだったが、足元から膝にかけて冷えるのは堪えた。そこで、持参していたダウンのベストを膝のところに巻き付けて観戦した。アイスホッケー観戦にひざ掛けは必須のようである。

          
          ※ 日本のゴールを表示する場内掲示板です。

 第3ピリオド、ウクライナが疲れからかやや動きが緩慢になってきたかな?と見ていたところ、日本のシュートを相手GKが弾いたところを、詰めていた選手(高木)が押し込んで、喉から手が出るほど欲しかった先制点をゲットした。勢いに乗る日本は続いてゴール正面からのミドルシュートを決めて2対0と引き離した。
 これで「やや安心」と思ったところ、ウクライナもすかさず見事な組み立てから1点を返し、予断を許さぬ展開が最後まで続いたが、なんとか逃げ切り歓喜の瞬間を迎えた。

          
          ※ 試合時間残り6秒、ウクライナは同点を狙ってGKを外し、6人攻撃を試みましたが実りまんでした。

 これで日本は、9月からの最終予選に進むことが決まったということだ。前回のソチ五輪の予選では、この第二次予選で敗退したということで、今回はその壁を突破したということでは一歩前進である。
 ある意味、アイスホッケージャパンにとってはメモリアルな試合を観戦することができ、しかも勝利する瞬間に立ち会えたことに勝る喜びはない。その点では満足した夜だった。

          
          ※ 勝利の瞬間、立役者であり、守護神の福藤のところに集まる日本選手です。

          
          ※ 表彰式の後、場内をウイニングランをして場内の声援に応えました。

 しかし、世界の壁は厚い!最終予選は日本にとってかなり厳しい戦いとなりそうである。
 しっかりと準備をして、悔いなき戦いをしてほしいと願いたい。