写真は最上川の大江町ヤナ場です。9日に撮影したものです。
最上川では、天然遡上アユを増やすため禁漁期間を設けて4年目になるそうです。今年は10月の4日から10日までが禁漁期間でした。
これはホームページで「最上川第一漁協ニュース」を見てもらえれば分かりますが、産卵親魚追跡調査は白鷹町ヤナ場と大江町ヤナ場で行われました。白鷹町が上流部となります。
白鷹町ヤナ場では、6日から8日までの間、午前6時から10時までの4時間、毎朝6時に簾をはり簾に掛ったアユをカウントしながらアブラビレを切除して放流するというもの。午前10時には簾を撤去する。
大江町ヤナ場では、7日から10日までの間、午前0時から24時までの24時間、簾を設置し、掛ったアユをカウントしながらアブラビレの有無を確認するというもので、確認済みのアユは再放流する。
各ヤナ場では調査用サンプルとして60尾ずつ採集し、それ以外は全て再放流するとのこと。
さらに、11日以降投網等で標識魚が捕れた場合には、漁協に知らせるように協力を依頼しています。
たったこれだけでどれだけのことが分かるというのか、そこからどのような推察ができるのか、いまいちはっきりとは分かりませんが、少しでもいい方向に行ってくれればありがたいものです。
写真の右側、ヤナ場の上には道の駅や温泉があります。入浴できるところは2箇所あり、うち1箇所は”ゆ~チェリー”のように一度に二つの種類の温泉に入ることが出来ます。古いけど古いなりの風情があります。入浴しながら、川やヤナ場が見られますので。