昨日の朝日新聞の「声」欄に掲載されていた投書です。
山形県鶴岡市の人です。
「今、庄内は磯釣りの最盛期。・・・。職場や町内会などで釣り大会を楽しむ。まさに秋の風物詩である。・・・。庄内藩の殿様が・・・武芸として磯釣りを奨励した、・・・。」
仙台の秋の風物詩は、広瀬河原での芋煮会、内陸の山形市も芋煮会ですが、庄内は海に面しているからか磯釣りが秋の風物詩ということです。
庄内藩といえば、鶴岡市で藤沢周平の小説で有名(もちろん藩の名前は違えていますが)ですが、鶴岡市の致道博物館に入ってみると、庄内藩の磯釣りに対する力の入れようはすごいものです。
庄内竿が沢山展示されていて、江戸時代の伝統が脈々と受け継がれているのだな実感します。
写真は29日に釣り友の斡旋で購入した今年の新米です。玄米です。福島県産のこしひかりですか。1袋30キロ入りで、8袋分、つまり4俵になります。
これで丁度一年もちます。10キロずつ精米して食べています。精米してすぐ食べるととっても美味しいです。
米あまりということのためか、去年よりも安くなっています。これでいいのかなあと複雑な思いです。買うほうとしては安いのはありがたいのですが、それによって生産者が豊作を喜べないというのでは、喜べません。
くしくも、同じ29日の朝日新聞の「声」欄に、「ああ亡国農政 米作りやめる」と題して、農家の人の投書が載っていました。
「・・・。体力も米価も限界だから、来年は残念だが(米作りを)やめようと思っています。生活の足しにもならず、後継者もいません。・・・。食糧不足の苦しみの体験のない若者が増えています。どう伝えたらよいのか悩んでいます。選挙の時に百姓一揆でも起きないと、亡国農政から日本の食糧は守れないのではありませんか。・・・。」
40%をきった食料自給率。このまま農政を犠牲にして、自動車を作り輸出し続けることでいいのですか。国の基本は国民と農業ではないですか。農業をこのまま衰退させていっていいのですか。
とりあえず我々にできること、ファミレスやファーストフード店行くのを減らして、米を食べようではないですか。一日三食米を食べましょう。3食が無理なら、1食でも、2食でもいいですから、米を食べましょう。
そこからはじめようではないですか。田んぼを放置するのはやめましょう、やめさせましょう。荒廃した田を見るのはもう沢山です。辛いものです。田んぼを、米を大切にしようではないですか。
(それが親”米”派のやるべきことではないですか?悪い冗句、ジョークです。)