正しくは「全国学力・学習状況調査」ですか、25日の新聞に都道府県別の平均正答率が載っていました。
こんな結果で一喜一憂するつもりはないですが、宮城県と全国平均とを比較してみると、宮城県は全て(小学校と中学校で)において全国平均を下回っています。
東北6件の結果をみていくと、小学校では全てにおいて第6位、つまり最下位、中学校では国語がA、Bとも第6位、数学はA、Bともに岩手県が第6位、次いで宮城県が第5位となっています。小学校・中学校をあわせて考えると、ダントツで宮城県が下から一番です。
そんなにひどいのかとも思うし、まあ妥当なところかなとも思うし、全ての点で中途半端な県民性からいえばさもありなんと思います。
いろんな分野で東北6県の傑出した人物を思い浮かべても、宮城県は伊達政宗以外、彼を越える、または彼と同等な人物はいない、といっては身も蓋もないことになりますが、東北6県においては宮城県はそこそこ生きていけるから、何としても立身出世(古いですね)して故郷に錦を飾るというか何としても名を挙げるために勉学に勤しむという気力覇気に欠けるというか、要するにちゃらんぽらん、そこそこでいい主義になってしまうということの現われではないでしょうか。厳しさがないということになりますか。
幸いにも?といっていいものかどうか、仙台市は小学校・中学校の全てにおいて、宮城県はもちろん全国の平気を上回っています。県内の4割を仙台市が占めているのですが、そして全国平均よりもかなり上回っているのですが、それでも県全体とするとかなり下回ってしまうということになります。
ということは、まじにかなり由々しいことではないでしょうか。仙台一極集中の弊害なのでしょうか。
この結果発表については、25日の朝日新聞はかなり辛らつなことを書いています。タイトルが「これならもう要らない」ですから。このための費用は何と77億円だそうです。
それなのに文科省の分析結果はすでにほかの調査で分かりきっていることの追認みたいなことになり、肝心の都道府県ごとの格差はなぜ生まれたのか、少人数授業の効果はどうだったかについては一概に言えないので、地元自治体の分析を待ちたいといっているとか。
国の狙いは教育の分野に何としても「競争原理」を持ち込もうということなのでしょう。「市場原理」と言い換えてもいいでしょう。尊敬して止まないアメリカのように。
日本に国家100年の計はないのでしょうか。米100俵云々といった人は誰だったでしょうか。
写真は、みちのくYOSAKOIまつりのときの参加団体の旗です。