きのうは今夏一番の暑さとなったようですが、きょうは一転して小雨から降ったり止んだり、曇りから陽が差したり、まったく変な天気です。
皮肉なことに立哨のときに雨降りで、終わってから止んだり、すべてがうまくいきません。
午前中すぐそばの(というか”向かい”のと言った方がぴったりかも?)広瀬川に入ってきました。 水温は丁度20度。 股のところまで入っても寒さを感じることはなかったです。
中洲の最上流部の本流側から釣り下りました。 川相は最高なのですが、掛かりません。掛かるのは川底のゴミばかり。 9時50分スタート。
こんなところで掛からなくて、一体どこで掛かるのだ!!と声を大にして言いたい!!
釣り下って、ほぼ美術館の真下(よりは上流側か)付近、流芯よりも右岸よりを泳がせていた時、さらに右岸側の浅い瀬の方に移動していきます。 元気な養殖鮎だなと思っていたのですが、何かオカシイ? 竿を立ててみると、さらに引いていくではありませんか!!
そうなのです、掛かっていたのです。 もっと感動的な掛かり方をしてほしかったのですが、文句は言えません。 直されまいとして下流に歩き、竿を左岸に持ってきます。 いい引きです。小国川とは違います。 無事キャッチしたのは10時28分です。 広瀬川待望の1匹目です。記念すべき1匹目です。
20センチくらいの鮎です。
早速おとりを代えて、また少し上流に戻って泳がせますが当たりはなし。現実は厳しいです。 手の感触は何かとっても柔らかに感じました。孵化したばかりのような頼りのなさを感じてしまったのですが、逞しさがないということですね。 体力もないのか、すぐに浮き上がる感じで、背バリを使う羽目になりました。
さらに釣り下って、より橋(澱橋)に近い、岩盤から長い瀬に代わる早瀬におとりを入れました。 10時50分。明確な当たりが手もとに伝わってきました。慎重に竿を立て、左岸側に寄せて取り込みました。
さっそくおとりを交換して瀬を泳がせますが、掛かりません。 またこの鮎も体力がないのか、すぐに浮いてくる感じなので背バリの出番になります。 でも掛かりません。
川底の石、嬉しいじゃないですか。黒っぽい石が多くなり、触るとぬるぬるします。苔が付きはじめています。 さらに立派な食み跡も何か所にも見受けられます。
初めての水中撮影です。やはりカメラは3メートル防水でした。
またしても雨が降ってきたので、とりあえずはおでこではないし、苔もついて来たのが分かったし、広瀬川はこれからが本番、勝負であるということがわかったですし。12時10分で納竿しました。
でもこの付近でとっても感動することがありました。上からと水中から写真を撮ったのですが、全く写ってなかったのはまったくもって残念です。
何の魚か?7,8センチの小魚が群れをなして左岸の岸際にいました。もちろん私が近付いていったので散らばってしまいましたが、すぐにまた群れをなします。天然遡上の鮎かな、鮎であってほしいなと思ったのですが、何度も見ていると魚体にパーマークのようなものが見えるのです。 とすればヤマメかなとなるのですが、何にしてもこの50匹くらいの小魚の群れはこの付近からいなくならないのです。
じっと見ていれば逃げることはないです。動くとパート散りますが、すぐまた近くに群れをつくります。集団行動を楽しんでるかのような小魚たちの動き。 見ていて飽きません。可愛いことに、ときどき本流近くの早瀬に向かうのですが、奮闘努力の甲斐もなく流されてしまいます。 どういうわけか川底近くではなく、水面近くを泳ぎ回っています。
これもこの魚たちの特徴でしょうか。リーダーは偉い!!
上からは水面の反射で写らないし、水中カメラを入れたものの、ピントの合わせ方が、かた方向もよくなかったのか、さっぱり写っていませんでした。悔しいです。本当に可愛い小魚の群れだったのですから。
これがきょうの釣果です。2時間20分で2匹。 この時期、広瀬川としては良しということにしておきます。 でも全体に痩せている、ほっそりしてると思いませんか!? やはり大雨により、餌となる苔がなかったからでしょうか。