きのうの北上川釣行の報告です。3人の釣り仲間での釣行です。 きのう仙台では何回かに分けて雨が降ったようですが、盛岡市は朝から暑い快晴の一日となりました。
地元在住の釣り師の案内で、きのうの午前中は「南大橋」の下流のトロ瀬と急瀬に入りました。 奥に見える橋が南大橋です。 ここは地元で大鮎釣り大会が開催される場所のようです。 減水しているからこそ、この河原に降りてこられます。 竿を出せるわけです。
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下流域は下の写真のように急瀬となっています。平水なら荒瀬でしょうか。一見すると急瀬には見えませんが、流芯は釣り人の左の方になります。
とってもいい瀬ですが、3人は入れません。 掛かればどうしても釣り下ってしまうから。その場に踏みとどまって強引に”振り子抜き”するのは我々にはまだまだ無理な注文です。
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もっと頻繁にこういう大河川で鮎釣りが、気軽にできるというのであれば、振り子抜きや引き抜きも上手になるのでしょうが、それは今後の課題です。
その急瀬から上流側を撮ったものです。流れが速いのが分かりますでしょうか。
③
下の写真は急瀬の瀬頭の様子です。
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さらにその上流側はトロ(瀬)となっています。 右岸から左岸に渡れるようです。
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ありがたいことに今回もオトリはコロガシで掛けた鮎をいただきまして、オトリ鮎の確保に頭を悩まさなくてもいいのです。 しかもその鮎の大きさ!でかい!でかすぎる、オトリとしてはもう少し小さい方がいいと思ってしまう大きさでした。 感謝しながらの大河川での鮎釣りです。
肝心の釣果は5回掛けて取り込みが4回、4匹ということになりました。
写真④よりも上流のトロ瀬に入ったのが9時20分ですか。 そしたら5分後に待望の大きな当たりが伝わってきます。慎重にためて浅瀬に誘導し、引き抜きました。 5分で1匹です、これはいける!もらった!と内心喜んだのですが、その後が続きません。よくあることですね。最初喜ばせて、あとは地獄を味わうということが・・・。
その後は瀬頭や急瀬でも竿を出し、また上流のトロに戻るということを繰り返してのキープ4匹の釣果となった次第です。 急瀬でも掛かったのですが、何とか右岸側の浅い瀬に誘導し、引き抜いたのはいいのですが、肝心の掛かり鮎はキャッチミスで川に戻っていきました。悔しいですね。
急瀬をメインの釣り場にしていた釣り友は結構掛け、苦労して振り子抜きで確保していたのですが、それでも2回も親子丼ぶりをしてしまいました。 鮎は一気にマイナス2になるし、仕掛けもパーになります。 無事キャッチできなかったのは悔しいですが、それでもそれだけ普段は味わえない、経験できない大河川での大鮎釣りの醍醐味を味わうことができたわけで、考えようによっては強烈な思い出として長く心に残ることになります。
午後は場所移動することにしました。 我々としても北上川のいろいろなポイントで竿を出してみたいですし、場所を変われば掛かりだすかもしれないと思ってしまいます。 コンビニで昼食を購入して向かったのは、”都南中央橋”の上流側です。
超渇水のため川のすぐそばまで砂利道を走って車で行けます。下の写真の中央より左側に小さく車が見えます。 青森ナンバーの車もありました。
下の4枚の写真は私が立ち込んだ早瀬から急瀬の中央付近から前後(下流と上流)を撮ったものです。
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⑦は中央から左岸寄りを、⑧は右岸よりを撮ったものです。いずれも下流側。
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⑨と⑩は上流側の様子です。
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この急瀬では7回掛けて匹を楽しみましたが、確保したのは5匹のみでした。 バレたり、キャッチミスしたり・・・。
5匹のうちの1匹ですが、流芯よりも右岸側で掛かったのですが、これがなかなか寄ってこない。 浮いても来ない感じ。 そのうち下流に走り出し、竿を伸されないようについて下りながら、少しでも浅い方に寄せようとしました。 でも浮いてこない、オトリ鮎さえ見えない!これは一体どういうことだ! もしかしてとてつもなくでかい鮎ではないのか!とワクワクしながら必死に堪えて抜きの体制に入ります。 ようやくオトリ鮎が見えてきました。 そして強引に引き抜きます。 飛んできた掛かり鮎を見て、?何だこんな大きさか?と少々がっかり。背掛かりでしたが、それにしても強い引きでした。
もう1匹は掛かった後、掛かったことをものともせずに上流に悠々と上っていきます。まるで掛かってなんかいないぞとでも言わんばかりに。 上に上りながら自分の方に寄ってきます。 一時は水中糸に手が届きそうにさえなりました。 上流から下流に向かわせて、引き抜きました。
そうそうここで初めて振り子抜きにも挑戦しました。 二人の釣り友はもうほとんど振り子抜きをマスターしたようで、私としてもせめて挑戦くらいしてみないとよろしくないと思ったわけです。 体の左側に飛ばしましたが、水中糸が長すぎるのか水面すれすれに飛んできて、タモの手前で着水しながら後方に落ちました。 まあ、何とか無事回収することができホッとしましたが、もっと高く飛ばして、ゆっくりと着水させないとバレてしまいそうです。 振り子抜き、今後の大きな課題です。
⑦の写真の下流の急瀬でも掛かり、よし、これでツ抜けができると喜んだのですが、急瀬から左岸に浅瀬に寄せようとしているときにバレてしまいました。 実は午前4匹、午後5匹で合計9匹、あと1匹で待望の10匹・ツ抜けとなりますので、何とかしてあと1匹釣りたいと粘っていたのですが、ようやく掛かったと思ったらバラシとなってしまいました。 ここで心が折れてしまい、納棺ならぬ納竿を決心しました。
何にしても猛暑の中広い川で思う存分竿を出すことができて嬉しいの一言に尽きます。午後の方は午前よりも型は少し小さかったのも混じりましたが、少し濁りの入ってきた北上川で竿を出すことができ、TYさんに改めて感謝です。 ありがとうございました。
我々が掛けた鮎の一部です。
25センチはいっていると思っていたのですが、死後硬直のせいでしょうか、大きくても23.5センチくらいでした。 そして大きい鮎は3枚におろしたのですが、腹の中はこうなっていました。
もう完全に卵を持ち、白子を持っているのです。 まだ受精する前に採ってしまって申し訳ないような気がしないでもないです。 その分食べてやらないと。
北上川、来年はもっと大きい鮎を育んでくれることを願っています。数は少なくても、大きい鮎に育てて欲しいものです。 それまでにもっと腕を上げておかないといけませんが。 北上川に改めて感謝です。 TYさん、ありがとうございました。