鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

乱舞?の陰に

2013-11-07 14:41:48 | お知らせ

 きのうのことですが、分流でサケを観察しているとき、近くでなにやら地面を探っている人がいました。 近くなったとき、何をしているのですか?と聞いたところ、きのこを採集しているとのこと。 何でも広瀬川付近のきのこを集めて放射線量を計ると言います。 きのこを採集している団体の人でしたが、魚ではなくきのこ類の放射線量を計測するために二人でこの付近のきのこを集めているのだそうです。 中洲の方にも一人いて、あちこち歩き回っていました。 今回が初めてなのかどうか聞き忘れましたが、あれから2年8か月が経とうとしていますがまだこの付近の線量を計る必要があるということなのでしょうか。

 きのうはあんなにいい天気だったのに、何ですかこの変わりようは! もうすぐ午後3時になりますが、さっきから雨が降ってきました。 天気予報どおりです。 午前中からどんよりとした厚い雲に覆われて、気分的にも重苦しくなってしまいます。

       (午前11時頃)

 

 広瀬川の分流にはきのうと同じくらいのサケが元気に泳いでいました。 分流のあちこちでバシャバシャ、バチャバチャという水音を立てています。 その音が気になって、心静かにサケの写真を撮ることができなくなります。  何とかして動きのある、迫力のある集団のサケを撮りたいのですが、撮れません、撮らせてくれません。

 でもその中に面白い写真がありました。 PCに取り込んで初めて分かりました。 数多く撮れば少しは面白い写真もあるということでしょうか。

     

            

                    

 

        

 どうですか!! すごい迫力ではないですか!!! 口を大きく開けて今にもかかってきそうな迫力ある写真です。 これはたまたま撮れたものです。全くの偶然です。 それにしても大きい口ですね。 咬みつかれたら結構痛い感じです。 川の中央から左岸に寄ってきたから撮れました。

 

 やや下流の右岸側にサケの死骸がありました。 仲間たちとはかなり離れたところで一人ならぬ1匹淋しく亡骸となっていました。

 

 

 そしたらその少し下流の岩盤の溝にも弱った感じのサケがいました。 私が勝手に広瀬川分流のイギリス海岸と呼んでいるところの上流付近です。 最初はこれも死んでるのかなと思ったのですが、岩盤の溝の中を流されていくうちに少しは動いているのが分かりました。

 

 それでずーと付き合ってやろう、見届けてやろうと思い一緒に分流を下って行きました。

 

 流れに身を任せたまま、腹を見せたり背中を見せたりしながら流れていきます。

 

 これなんかとっても恨めしいような表情に見えてしまいます。 ただ見ているだけか!と、私を恨んでいるかのようにも感じられます。

 

 頭が先になったり、尻尾が先になったり、すっかり川の流れのなすがままにゆっくりと流されていきます。

 

 写真を撮っている方としても、顔の表情が見えない方が撮りやすいですし、ありがたいです。

 

 もう死んでいるのかなと思いきや、下の写真のように体を持ち上げて一回転したりもしました。

  

 

 上の写真から下の写真になるときも最後の力を振り絞ったのでしょうか、体を反転させました。 そして下のようになってからは、ジーと見ていたのですが、動くことはありませんでした。

 

 見事なかつ静かなパンダサケの最期でした。 敬意を表します。 感謝です。 合掌

 

 帰りの堤防にも死がありました。 スイッチョン(と呼んでいます)のメスでしょうか。 草むらに移してやりました。

 


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