鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

2年8か月

2013-11-11 21:05:51 | 思いつくまま

 きょうの最高気温は9.2度とか。 最低気温も7度C台とかで、最低と最高の気温差は極めて少ない一日でした。 これがあしたは最低気温が2度で、最高気温は7度とかいいます。 

 今夜あたり仙台でも初雪となるかもしれないといっていました。 果たしてその通りになるのかどうか。 まだタイヤはスタッドレスにはなっていません。

 あの時も寒かったです。 夕方には雪も降ってきました。 私の日記によりますと、2011年3月11日の仙台の気温は「6.2度ー△2.5度」 、 2012年3月11日は「5.2度ー0.7度」 、 2013年3月11日は「5.0度ー△3.1度」 (△はマイナスです)となっています。やはり11月中旬の気温よりは寒いですね。 当たり前ですね。

               (午後3時30分過ぎの様子)

     

 今年の総括をするにはまだ早いのですが、記念すべき出来事がありました、もちろん個人的な、極めて個人的な些細な、恥ずかしいような出来事ですが。 それは10月にテレビと映画に出られたことです、エキストラとしてですが、当然。 エキストラとして出たということは、10月のブログで簡単に触れてはいました。 

 テレビはNHK仙台放送局制作のドラマ 『かつお』 です。 12月18日ですか、全国放送されるようです。 これは東日本大震災で被災した家族を描いたドラマで、ユーモアを交えながら描いているとのことです。 NHK仙台放送局としては、被災地の過酷な現実をドキュメンタリーで伝えるため、震災後はテレビドラマの製作を控えてきたが、今回震災後全力で走り続けてきた人たちに届けたいということでドラマをつくることにしたということです。

 これには初めてですが夫婦で出ることが出来ました。仙台市内では一番町や中央通、街中の公園での撮影に参加しました。 大震災での家族を描いたドラマということで、今までの普通のドラマ撮影とは違った心構えで参加させてもらったつもりです。

 大友康平・芦名 星・鈴木京香さんら宮城や福島出身者が出演します。

                  (午後3時50分頃)

     

 映画は、神山征二郎監督の 『救いたい! Doctor's wish』 です。 こちらは題名からも想像できるように、東日本大震災の被災地で医療活動に従事する医師夫妻の姿を描いた映画です。 石巻、七ヶ浜、仙台でロケが行われ、9月29日のクランクインして、10月31日にクランクアップしたということです。

 この映画では、主人公のスーパーでの買い物シーンの買い物客や、病院での入院患者役、体育館の避難所での避難者として3回出させてもらいました。 私としても思い出深い映画となりそうです。 大震災を扱った映画に、エキストラではありますが、出させていただきとってもよかったと感謝しています。

 主人公の鈴木京香・三浦友和(夫妻役)さんや津川雅彦さんの演技を見ることが出来ました。 鈴木京香さんとはエキストラとして出てから何かしら不思議な縁があります。 一番最初にエキストラとして出たのが彼女が主人公の 『ええじゃないか日本、気仙沼伝説』 で、その後もテレビドラマ 『華麗なる一族』(10回シリーズ・キムタク主演) もそうでした。そして今回の映画とテレビドラマと続きます。 公開は来年秋ということです。

 

 2011年3月11日から2年と8か月が経ちました。 世の中は何が何でも経済成長第一、そしてアメリカへの売国奴的な貢献(国家安全保障基本法、国家安全保障会議、特定秘密保護法、TPP参加等)、原発の輸出、2020年の東京オリンピック、等々もう完全に政権は東日本大震災や東京電力福島第一原発から比重が移っています。 これも衆議院と参議院の選挙において国民が自民党に投票した結果です。 何が何でも日本を戦争のできる普通の国にしようとがむしゃらに、好き勝手に、したい放題言いたい放題の状態です。 まるで安倍独裁政権の誕生です。 

 そういうアメリカのための富国強兵国家を目指している日本のどうしようもない状況ですが、唐突かもしれませんが、そうであればこそ、ここで改めて読んで欲しい本 『想像ラジオ』 があります。(前にも一度簡単に触れたことがあります。) もう読みましたか。

                

 嬉しいことに 『想像ラジオ』は野間文芸新人賞を受賞しました。 また、11月2日に東北学院大学において作者の いとうせいこう さんと読者との交流会があり、テレビでその様子を見ました。 ずいぶんと体の細い、今にも折れてしまいそうなくらいの痩せている人という印象でした。 地元の河北新報にもそのイベントの記事が掲載されました。

 『人は死者の声と対話しながら歴史をつくってきた。死者の声に耳を澄ますことが大切』 『想像力を取り戻してより良い未来を考えてほしい』 (いとうせいこう)

 

 こんばんわ。

 あるいはおはよう。

 もしくはこんにちわ。

 想像ラジオです。       ・・・・・第一章の出だしです。

 

 今まで聴いてくれてどうもありがとう。

 本当にさようなら、みんな。

 もちろん最後の曲紹介は、僕の番組らしくエコーたっぷりで。

 では『リデンプション・ソング』、どうぞ想像して下さい。

 あ、その前にジングルを今までにない大音量で一発。あはは。

 想ー像ーラジオー。                 ・・・・で終わります。

 

 今改めて、東日本大震災でなくなった人々の声を、静かに聴いてみることが必要ではないでしょうか。 亡くなった人々の思いを想像する、共有する必要性、それを心に染み入るような抑制された文体で綴っています。 秋(というには寒くなりましたが)の夜長に一人でゆっくり読み進めるのに相応しい小説、記念碑的な小説といっていいと思います。

 きょうようやく手に入れました。とっくに新聞広告はあったのに。

             大江健三郎 「晩年様式集」

今読んでいるのは、 です。

 この前読んだこの本で、 専門家等の欺瞞性について教えられました。

 これから読むこの本は、 秘密保護法が施行されたら、作者は逮捕されるのでしょうか。

 

   嫌な世の中になってきたものです。何とかしないと。

コメント (2)
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