鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

あるサケの末期?の姿

2013-11-08 20:36:44 | お知らせ

 きょうは風は強かったですが、陽射しを感じられ、それなりに過ごしやすかったといえるでしょうか。 風があったために、風が吹くたび川はさざなみ状態となり、広瀬川の分流のサケの姿はそれでなくても撮りにくいのがますます撮りにくくなりました。

        

 私が川に行った10時過ぎには、幸いにも?ほかの観察者はいなかったので、抜き足差し足忍び足で静かに分流のサケに近付くことが出来ました。 きょうも写真をたくさんアップすることになりますが、きょうは1匹のサケだけに的を絞ってみました。 20匹くらいいる分流のサケの中でも大きい方のサケです。

 

 分流の半分よりはやや上流域の、流れの中央よりは左岸寄りをゆっくりと、1匹だけで上流に向けて泳いでいます。

 

 徐々に左岸に近付いて来て、左岸へチぎりぎりまできました。

 

 また流れの中央寄りに向かったりして、

 

 落ち着いたのは下のように左岸ぎりぎりの小石の下です。 ここはもう流れはほとんどありません。

 

 ここで口をパクパクさせていました。上あごは空中に出たりもしました。 息遣いはとてもゆっくりしている感じで、辛うじて呼吸をしているといってもいいような感じでした。

 

 

 顔面の巨大な写真、超ドアップ写真です。 目がやけにつぶらに感じたのですが、みなさんはどうですか?

  

 胴体部分です。

 

 アブラビレの下が白くただれています。 気の毒なくらい、痛々しい!

 

 皮膚が破れ、めくれています。こんなにひどい傷ついた皮膚は初めて見たと思います。

 

 上の写真はサケの顔の方から撮ったもので、下は尾びれの方から撮ったものです。

 もしかしてこの傷はサケ同士の争いでやられたのではないかと思います。 食いちぎられたのではないでしょうか。

 

 そして尾びれです。尾びれの付け根付近がくびれています。

 

 じっと見つめていた、見守っていたときは、もしかしてもうこのまま息絶えてしまうのではないかと思いました。 呼吸もなんか弱々しく感じましたし、なによりもじっとして動かないものですから。 でも、しばらくしてからゆっくりと動き出し、弱々しく下流にゆっくりゆっくり流されるかのように下って行きました。 といっても4,5メートルくらいかな。 またそこでじっとしていました。

 この傷ついたサケを撮っているときに気が付いたのですが、すぐそばにはすでに死んでいるサケがいました。 川底を覗くようにしないと見つけられませんでした。

     

 顔の部分を拡大して撮るとこんなに怖く感じます。 鋭い歯ですね。

                        

 

 サケを見ていると、群れて行動しているサケと、まったく孤独なサケとに大きく分けられますね。 唯我独尊というか、すっかり悟り達観しているのか、主に右岸側のへチで交流を向いてゆったりしています。 別に傷つき弱っているからということでもなさそうです。 まだどこにも白っぽいものがないサケでも孤独なサケがいます。

 また私が名付けているパンダサケであっても、群れの中心となって活発に動き回っているサケもいるのです。


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